崖っぷち舞台役者が婚活を始めたら英語がペラペラになりました

30代半ばの婚活難民が英語学習に流れ着き、TOEIC955点、英検準1級を取得。次なる目標は英検1級。留学なしでどこまでいけるか挑戦中。

『ニューヨーク発 最強発音メソッド』で脱日本語英語を目指す!Words have wings, and cannot be called.

こんにちは。

 

アメリカのトランプ大統領の”I really don’t understand you.”という発言が、差別的だと話題になっていますね。
m.huffpost.com

中間選挙後の記者会見で、日本人記者の方の英語が聞き取れずに発した言葉です。

確かにこの方の英語はわたしも聞き取り辛く、3回聞いてようやく分かりました。決して若いとは言えないトランプ大統領には、ますます聞き取りにくかったのではないでしょうか。でもそれはカタカナ英語であることが原因ではなく、緊張していたのか焦っていたのか、早口すぎて音が滑ってしまっているからだと思うのです。

ネイティブの友人は皆、日本人が気にしている程カタカナ英語は聞き取り辛くはないと言います。しかし、日本語のような平板な喋りで英語を話していて、さらに早口になっている場合は、聞き取りにくくなってしまうようです。英語のリズムと、落ち着いて喋ることって大事ですね。わたしも緊張したりテンションが上がりすぎたりすると、舌が回っていないのに早口になってしまうことがあるので、気を付けたいと思います。

とは言え、他に丁寧に聞き返すフレーズはいくらでもあるのに、こんなにストレートな表現を使うトランプ大統領はやはり、一国のリーダーとしてはrudeだと思います。

 

さて本日は、ついにこれで脱・カタカナ英語が実現するかもしれない、新しい発音メソッドの本をご紹介したいと思います。

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『ニューヨーク発 最強英語発音メソッド』とは

このメソッドは、ニューヨークで18年に渡り日本人向けの発音矯正指導をしてきた、モリヤマハルカさんによる新しい発音メソッド、『スライドメソッド』の本です。

モリヤマさんは20年ほど前にニューヨークに演劇留学され、そこで自身が経験した発音の壁と、7年に渡る発音矯正トレーニングから、 日本人に特化した発音メソッドを開発されました。そのメソッドの内容を、この本とダウンロード音声、サイトの動画から学ぶことができます。www.slidemethod.com

 

スライドメソッドをおすすめする理由

わたしがこの本を選んだ理由は、著者のモリヤマさんが俳優さんだということ。わたしが舞台俳優をしているから興味を持ったということもありますが、通じる発音以上のレベルをシビアに求められる俳優業で苦労され、マスターされた方が開発したメソッドなら信頼できるのではないかと思ったからです。

そもそも発音矯正は一朝一夕でできるものではありません。日本語であっても滑舌の訓練の結果が出るまでには時間がかかりますし、サボればあっという間に悪くなります。言語が違えば尚更です。

英会話スクールに通い始めた頃からずっと、わたしは発音矯正から逃げていました。「どうせすぐには直らないんだし、婚活目的で英語始めたようなわたしには必要ないんじゃないか」と。まぁ完全な言い訳ですよね。自分のカタカナ英語を認めるのが嫌だったわけです。

ところが、以前ご紹介したCASIOの電子辞書エクスワードに発音検定という機能が付いていたので、好奇心から試してみたのですが、なかなか良い点数が取れませんでした。染み付いてしまった発音のクセはなかなか取れませんし、日本語を話すことで付いた口周りや舌の筋肉では出せない音がたくさんあったのです。とはいえ、発音改善のためのアドバイス(舌を○ミリ前に、口を横に広げて、など)は的確で、その通りに舌や口を動かすと確かに発音は改善します。非常に良くできたソフトだなぁと思いました。  

www.inspire-english.net

しかしわたしの場合、やればやるほど無駄な力が入ってしまい、これで正しい英語発音筋が鍛えられるとは思えませんでした。このままでは逆に余分なクセがついてしまいそうだと、一から学べる発音矯正本を探し始めた頃、この本を紹介する記事に出会い、試してみることにしました。

 

 

スライドメソッドの特徴:緩める!

これまでの発音矯正本は、ネイティブの口の動きがどうなっているのかを、発音記号ごとに図や動画で説明するものがほとんどです。

しかし、この本はまず口や舌の脱力から始まります。固まった筋肉をほぐし、余分な力を緩め、ニュートラルな状態を身に付けてから始めるというのは、役者のトレーニングに通じるものがあり、理にかなっていると思います。日本語を話す口の状態から、英語を話す口自然と切り替えられるようになります。

さらに、口の形や舌の位置といったゴールだけでなく、それを作るためにどこを意識して、どのように動かせば良いのかが、独自の表現で丁寧に説明されています。使われている言葉が独特すぎて分かりにくいというレビューも見かけましたが、初めて発音矯正本に取り組むわたしには抵抗はありませんでたし、むしろ分かりやすかったです。

また読者からの質問に答えて、サイトに動画がどんどん追加されているのも面白いところ。スライドメソッドの教本として未完成だったとも取れなくはないですが、読者の声を受けて、文字では伝わりにくいところを動画で丁寧に説明されている姿勢に好感が持てます。まるでリアルタイムでプライベートレッスンを受けている気分です。

 

トレーニングの効果

肝心のトレーニングの効果ですが、主観的ではあるものの、発音は改善されたように感じます。必要なところ以外の力が抜けるようになったので、rとlの連続など今まで舌がもつれそうになっていた部分が楽に発音できるようになりましたし、tの音も英語らしくなってきた気がします。

ただし、表紙の宣伝文句のように2週間でマスターすることは不可能です。英語を発音する時の感覚は2週間で変わります。しかし定着させるには繰り返しトレーニングする必要がありますね。発音以外の英語学習と組み合わせながら、地道に取り組んでいこうと思っています。たまたまKindle版を買いましたが、あれ?と思った時に出先でもすぐ確認できて重宝しています。

 

そもそも発音は大事なのか

基本的には、「そもそも英語の発音なんて気にしなくて良い、通じればいいんだ」という意見には賛成です。発音よりも何を話すかの方が大事だと思っています。また、英語人口のうち約80%が非ネイティブだと言われているので、日本語訛りを殊更恥ずかしいと思う必要もないと思います。この投稿の冒頭で挙げたニュースによって、発音を気にしすぎる人が増えないことを祈っています。

大人の学習者が母国語訛りを完全に取り去るのはほぼ不可能です。ネイティブ並みの発音を求められる職業でない限り、そこを追求するのは時間の無駄だと思います。

しかし、少し勉強すれば確実に改善できます。それならばやっておいた方がお得ではないでしょうか。特に発音は、一度クセがついてしまうと後から矯正するのに苦労するので、早めに取り組んでおくことをお勧めします。辞書なしでスムーズに会話ができるレベルに到達したら、自分の英語を聞き取ってもらえずに言い直す手間も減らしたくなりますしね。

 

そんなわけで、今はこの本と一緒に、気楽に気長に発音矯正に取り組んでいます。自分の口から出る音が変わっていくのを聞くのは、とても楽しいですよ。 

www.inspire-english.net

 

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Words have wings, and cannot be called.:発言は制御できずに広がっていく