英語講師の資格TESOL, TEFL, TESL, CELTAの違いって?

こんにちは。

年々競争が激しくなる英会話ビジネスの世界で、最近目にするTESOL, TEFL, TESL, CELTAといった英語教授資格。他社との差別化のために、資格を保有する講師を売りにしているスクールもあるのですが、これらの違いは一体何なのでしょうか。

英会話スクールやオンラインレッスン選びの参考に、これらの英語教授資格の違いについて調べてみました。

シドニーのザ・ロックス

ELT(英語教育)資格には何がある?

英語を母国語としない人たちのために英語を教えるための資格です。日本の英会話教室の先生やALTの採用条件は大学卒くらいですが、世界の英語教師求人の71.5%がCELTAを採用要件にしていると言われています。次いで、トリニティTESOLが23.6%とのこと。世界では英語教師になるには資格が求められる学校が多いんですね。

我々が日本で目にするのは、TESOL, TEFL, CELTAの3つかと思いますが、TESLという資格もあります。

名前が似ていて紛らわしいですよね。でもそれぞれ違う資格なんです。それぞれの特徴を説明しますね。

TESOL / Teaching of English to Speakers of Other Languages

英語を母国語としない人に、英語を教える英語教授法。TEFLとTESLの総称。

TEFL / Teaching English as a Foreign Language

英語を母国語としない人に、外国語として英語を教える英語教授法。英語を母国語としない国で有効。

TESL / Teaching English as a Second Language

英語を母国語としない人に、第二言語として英語を教える英語教授法。英語を母国語とする国で有効。

CELTA / Certificate in English Language Teaching to Adults

英語を母国語としない大人に、英語を教える英語教授法。イギリスの名門Cambridgeのブランドを持つ、TEFLの最高峰。2年の指導歴とさらなるコースの受講で得られるDELTAという学位もある。

つまり、英語教授法の総称がTESOL、その中にTEFLとTESLがあり、CELTAはTEFLのひとつなんです。

TESOL / TEFL / TESLとCELTAの違いは何だろう?

それでは、それぞれの違いはどこにあるのでしょうか?TESOL、TEFL、TESLは似たような特徴を持つ資格ですので今回はまとめて比較します。

TESOL / TEFL / TESL

認定団体

様々な機関により認定

受講期間

1週間から数か月に及ぶものまで様々。

受講料

USドルで200~4000、日本円で2万円~40万円とかなりの幅。

受講条件

認定機関によって異なる

受講内容

認定機関によって大きく異なるが、ほとんどがオンラインによる受講で、週末のみクラスでの講義という形式が多い。最も権威のあるTESOLのコースは100時間以上。中には実践的なトレーニングを含むところもあるが、CELTAほど厳しくはない

指導対象は子どもから大人まで、認定機関によって異なる。

認定難度

認定機関によって大きく異なる。難しいところもあれば、簡単なものも。

資格の信頼度

こちらも認定機関によって大きく異なるトリニティTESOLはおよそCELTAと同等とされているが、基本的にはCELTAの方がレベルが高い。

主に英語圏の大学などの教育機関が独自のコースを開講しているので、受講の条件に幅があるんですね。

CELTA

認定団体

Cambridge ESOLにより認定

受講期間

フルタイムで約1か月。パートタイムでは数か月。

受講料

USドルで1500~3500、日本円で15万円~35万円

受講条件

18歳以上のネイティブスピーカー、もしくはネイティブ同等の英語力が必要。RP(イギリスの容認発音)またはInternational Standard Englishが話せること、英文法を理解していることも条件。テストと電話による面接でチェックされる。大学卒、または同等の学力が必要。

受講内容

講義と6時間の教育実習で、合計120時間の受講。さらに、4種のレポート作成と、実習のためのレッスンプランの準備の為、最低120時間の宿題が課される。英語教授法の実践的な知識と技術を学ぶ。

指導対象は大人のみ

認定難度

最終的に実習の内容とレポートが厳しく審査され、合否が決まる。脱落者も多数。優秀者にはAまたはBが与えられ、その他はただのPassとしての合格となる。

資格の信頼度

CELTAのコースはいくつもの機関で開講されているが、その内容はCambridge ESOLによりコントロールされているため、世界中の英語教育機関からの信頼度が高い

TESOL(TEFL)のひとつでありながら、英語講師のプロフィールでCELTAの名前を見かけることが多いのは、権威があるからなんですね。

まとめ

今回のまとめは以下の通りです。

Point
  • TESOLはTEFLとTESLの総称、CELTAはTEFLの中でも最高峰とされる資格
  • 資格を持っているからと言って英会話講師の質が必ずしも保証されているとは限らない

CELTAの厳しさはかなりのもので、入校時には「受講期間は学校以外の予定を入れるな」と言われるそうです。遅刻・早退、欠席厳禁、課題のレポートを一つでも落としたら失格という話も。受講にかかる金額も相当なものですし、CELTAを持っている講師は、英語を教えるということに対する本気度が伺えます。

その他のTESOL / TEFL / TESLは資格によって、質にかなりの幅があります。もし、英語教授資格を講師選びの参考にしたいのであれば、どの認定機関による資格なのかを確認することが重要ですね。

以下が質が高いとされるTEFL(TESOL)認定団体です。

  • ACCET
  • ACTDEC
  • IATEFL
  • ODLQC
  • TQUK
  • WTEFLAC
  • SIT
  • Cambridge University (CELTA certificate)
  • Trinity College (Trinity certificate)

CELTAのCambridgeに加え、TrinitySITがトップレベルの資格と認められているようです。

但し、子ども向け英会話であればCELTAの範囲外ですし、必ずしもCELTAが一番という訳でもありません。

参考にした記事

この記事をまとめるにあたり、以下の記事を参考にしました。

www.eslconversationquestions.com

www.gooverseas.com

 

Today's proverb

Don’t judge a book by its cover.:物事を見た目で判断してはいけない