こんにちは。
シドニーでの長いお正月休みから日本に帰ってきました。楽しかったー!
今回で3度目のシドニー滞在。自分の中で変わってきたなぁと思うことが色々あります。始めはカルチャーギャップも感じましたが、だんだんと慣れてきました。やっぱり日本が好き!ってところもあれば、オーストラリアが良いなぁと思うところも。
今日は3度のシドニー滞在で感じたわたし自身の変化についてまとめてみました。
- 言語なんて気にしない
- 人種なんて気にしない
- 服装なんて気にしない
- 体型なんて気にしない
- 電車の乗り口なんて気にしない
- 時間なんて気にしない
- 鳥なんて気にしない
- コウモリなんて気にしない
- でもトイレは気になる
言語なんて気にしない
バックグラウンドが様々なので、話されている英語のアクセントも様々です。お陰で日本語訛りを気にしなくなります。
但し、リスニングは難しいです。そもそも我々日本人が馴染みの薄いオーストラリア英語。その上それぞれのお国訛りが混ざっているからか、さっぱり分かりません。
TOEIC955取って、ついに英語上級者への第一歩を踏み出した!と、意気揚々と乗り込んだオーストラリアですが、店員さんの言っていることがさっぱり聞き取れず、撃沈しました。修行し直します。
人種なんて気にしない
多民族国家オーストラリア。移民の国オーストラリア。本当にたくさんの人種が集まっている国です。シドニー市街は特にアジア人が多いです。バイリンガルの多い国なので、街中や電車の中では英語を耳にすることの方がレアかもしれません。
そのお陰で、観光客が目立ちません。現地の人から見たら分かるのかもしれませんが、他の国に比べて、街に溶け込んだ気分を味わえます。オーストラリア人のフレンドリーさも、一層そう感じさせてくれます。
但し、住んでみたら差別はあるのかもしれません。観光では深いところは見えないので。
服装なんて気にしない
シドニーの中心街でも、かなりの軽装の方が沢山います。日本だったらちょっと近くのコンビニに行くにも躊躇われるような適当な服装が、普通です。お洒落にしている方がいるなぁと思う時は大抵、出勤中の方か、アジア人です。
自分の居心地の良い服を選択する。人の目は気にしない。リラックスした雰囲気が、オーストラリアらしいのかなと思います。
3度のオーストラリア訪問で、パッキングする際の服選びが、すっかり楽チンなもの優先になりました。
体型なんて気にしない
体質の違いとか、食文化の違いがあるのでしょうが、日本で感じる「体型をキープしなければ」という過度のプレッシャーから、良くも悪くも解放されます。二の腕に肉が付いたから出したくないなぁとか、このお腹でピッタリした服は…とか、そういうことも頭から吹き飛びます。
一方で、ものすごく体型に気を遣っている方も。すらっとした女性や、鍛え上げられた身体をお持ちの方もたくさんいらっしゃいます。日本よりも両極端ですね。
すっかり解放されて、毎回数キロ増えて帰ってくるので、家に帰って鏡を見ると愕然とします。
電車の乗り口なんて気にしない
日本の電車って、ホームにドアの位置の印があって、そこに列を作って待ちますよね。シドニーの電車にはそれがありません。どこで待てばいいのか最初は悩みましたが、適当です。毎度ざっくり電車が止まっているのか、車両の長さが異なるのか、理由は分かりませんが、ドアの位置がホームで予め分かるというシステム自体が存在しないのです。
ですから、皆適当にホームに散らばって電車を待っています。日本では見かけないのですが、ホームの地べたに座って待つ若者たちの姿も。
列がないなんて大丈夫?って思いましたが、シドニーの電車は二階建てなので、そもそもそんなに混みません。大抵座れるので、順番待ちといった概念は必要ありません。
と言うわけで、駅のホームに着いても、短い列を探してキョロキョロすることがなくなりました。
時間なんて気にしない
気にしないというか、気にしていられません。
ローカルの人たちからはShitneyと呼ばれるシドニー。電車もバスもちょくちょく遅れます。運行時間を確認するアプリがあるので、事前の遅れには乗車時間を合わせることができるのですが、乗ったはいいけど途中で止まるということも良く起こります。しかも、理由や復旧の目処などのアナウンスが非常に少ないです。日本のように、低姿勢のアナウンスでもないですしね。
しかし、そんな状況に度々遭遇していると、「まぁ、急いでないんだしいいか」という気持ちになってきます。日本のように数分の遅れに苛立つことがなくなります。シドニーの人たちも慣れっこなので、落ち着いたもんです。こんな状況だから、そもそもスケジュールを詰め込めないですしね。ただ、日々の通勤でこういうことが起こるとイライラしてしまうだろうなぁと思います。
ちなみに、今まで遭遇した停車の原因は、信号機の故障、ダイヤの乱れ、線路に木が倒れてきた、人がぶつかった等々。(自殺ではなく事故で、大きな怪我にはならなかったようです)
鳥なんて気にしない
え?動物園から逃げてきた?!と驚くような鳥が普通に飛んでいます。市場にはペリカンがいます。ものすごく長いくちばしを持った鳥、アイビスが、人の食べこぼしを求めて近づいてきます。キバタンが公園に集団で飛来します。民家の庭に赤やら緑やらカラフルな鳥が現れます。とても自然が豊かな国だと実感します。
しかし、トカゲにはいつまでも慣れる気がしません。トカゲと言っても、日本にいる尻尾切って逃げるようなチョロチョロしたやつじゃなくて、イグアナみたいなサイズのオオトカゲです。デカイんです。まだ遠くに見かけただけですが、近くで見たら悲鳴あげて逃げ出してしまうと思います。
コウモリなんて気にしない
日本でも日暮れに見かけるコウモリ。日本のやつはちょっとブタ鼻のネズミみたいで、案外可愛いのですが、オーストラリアのはサイズが違います。カラスみたいな大きさのコウモリが飛び回っています。電線にぶら下がっています。初めは大きな鳥が飛んでるなぁと思ったいたのですが、コウモリだと気付いて戦慄しました。
しかし、人には近づいて来ないので問題ありません。「あー、飛んでるなぁ」くらいにしか思わなくなります。
でもトイレは気になる
最後に汚い話ですみません。だんだん慣れてきたシドニーですが、何度行っても気になるのが、トイレです。もちろん先進国なので、トイレ事情に本当に困るってことはないんですが、ちょっと残念な感じです。
まず第一に、全体的に汚いんです、トイレが。トイレットペーパーが床に散らばり、便座にも汚れが。ゴミ箱に使用済みのペーパーが捨ててあったこともありました。どんな使い方したらこんな汚れ方する?って思うのですが、バックグラウンドの違う人たちが集まると、洋式トイレの使い方も色々あるようです。床に散らばるペーパーは、あの大きなロールの引き出しにくさにあるんだと思います。丁寧に引き出さないと短くちぎれちゃうんですよね。だからって床に捨てないで欲しいところですが。
そしてペーパーといえば、紙が固めです。日本のソフトなトイレットペーパーに甘やかされた繊細なお尻には、刺激が強めです。もちろんウォシュレットはありません。トイレットペーパーが設置されていない国に比べたら、随分楽ですけどね。
刺激が強めと言えば、便座の大きさと角。便座の径が日本のものに比べて大きめなので、包まれる感じというよりは、はまっちゃう感じになるんですが、便座の角の丸みが日本のものより鋭角なので、座り心地がイマイチです。アジア人サイズではないってだけかもしれません。
さらに、日本のようにそこらにコンビニがあって、いつでもトイレに行ける環境ではありません。駅やデパート、スーパーに行けばありますが、街中を歩きまわる時は、ある程度計画的にトイレに行っておかないと、トイレを探してウロウロするハメになります。綺麗なトイレに行きたいと思うならば尚更です。
3度の滞在で少しずつ逞しくなったような気がしていましたが、帰りの乗り継ぎで、シンガポールの空港の綺麗なトイレを見たら、心底ホッとしました。
いかがでしたか?せっかく英語を勉強しているんだから、旅に出てみるのも楽しいですよね。
何でも揃っているので、逆に特徴が少ないシドニーですが、こうして書き出してみると、面白い出会いがたくさんあります。次の大型連休の旅行先に、シドニーはいかがでしょうか?夏はめちゃくちゃ暑いですが、冬は寒すぎないので過ごしやすいですよ。
Today's proverb
Travel broadens mind.:旅は知性を広げる