米軍基地のイベントで英語の力試し!フォスター・フェスティバルに行ってきました。【沖縄/北谷】

こんにちは。

先日沖縄に家族旅行に行って来ました!あいにくの雨…というか嵐。せっかくビーチの近くのホテルに泊まったのに、青い海は見られず、消化不良な旅となってしまいました。

そんな中、近くの米軍基地でフェスティバルをやっているという情報が!基地の中に入る機会は滅多にありませんし、どんな雰囲気なのか気になります。

しかもわたしは、英語を勉強している身です。日頃仕事で英語を使う機会がほとんどないので、少しでも英会話の実践の機会が欲しい!!

というわけで、大雨の中、北谷にあるキャンプ・フォスターに行ってきました。

今日はフォスター・フェスティバルのレポートです。

Kid Inkのライブの様子

フォスター・フェスティバルとは?

北谷にある海軍基地、キャンプ・フォスターが開催しているフェスティバルです。アメリカン・ビレッジから車で10分ほどの距離にあるので、美しい夕陽を見てから会場に向かうなんてのもいいと思います。

屋台あり、ライブあり、移動遊園地ありの、アメリカ×日本が融合したようなお祭りです。沖縄県内各地の米軍基地がさまざまなフェスティバルを開催していますが、米軍車両や戦闘機の展示などはなく、他と比べて”米軍基地ならでは”の魅力が薄めなため、一番残念なフェスティバルとも言われているようです。

それでも、今年はジェイソン・デルーロキッド・インクがライブを行っていますし、十分贅沢な催しですよね。

開催日

2019年

7月6日(土)午後2時~午後10時

7月7日(日)午後1時~午後9時

2017年は4月、2018年は5月に開催しており、開催時期変動するようです。

会場

沖縄県北谷町

キャンプ・フォスター内フリーマーケット場

(徒歩・車ともに第5ゲートから入場)

goo.gl

ゲート近くにバス停もありますが、会場までかなり距離がある(1キロ以上)ので、できるだけ車で行くことをお勧めします。ただし、車は非常に混むのでそちらも要注意。

入場制限

フェスティバルとはいえ、米軍基地の敷地内に入るわけですから、さまざまな入場制限があります。

国籍

入場者できるのは米軍軍人、軍属、米国人、日本国籍のみ

年齢

18歳未満の方は保護者同伴

最終入場時間

ゲートはフェスティバル終了の1時間前に閉鎖

会場入り口は終了30分前まで

持ち物

写真付き身分証明書

持ち込み禁止物

飲食物(アルコール含む)、ペット、大きいカバン、危険物、望遠レンズ付きカメラ等

フェスティバルの会場や年によって条件が変わるようですので、公式サイトなどでご確認下さい。

入場までの流れ

基地ゲート

ゲートまで

国道58号線沿いにある第5ゲートから入場します。周辺の道路は非常に混雑します。アメリカンビレッジから車で向かったのですが、本来10分くらいの距離なのに、1時間近くかかりました。

雨天でそんな状態ですから、晴れていたらもっと渋滞していたと思います。昼間に周辺を通りがかったときは、そんなに混んではいませんでした。

何にせよ、会場へは時間に余裕を持って向かってください。

というのも、私、土曜に一度会場に向かったのですが、20時にアメリカン・ビレッジにあるホテルを出て、会場にたどり着いたのが21時4分。ゲート通過は21時までとのことで、1時間待った挙句に引き返すという、悲しい結末となりました。

翌日の日曜に再挑戦したときは、大雨だったためか、6時半に出発して7時過ぎにはゲートを通過できました!

ゲート通過時

ゲート通過時、大人は皆、身分証明書を提示する必要があります。ここは日本の警察官ばかりなので、何もビビる必要はありません。

レンタカーの場合は、車の中もチェックされます。現地の方たちとは別の方向に案内されますので、指示に従って、座席やトランクの中を見せてください。

厳重なセキュリティ体制ですね。

駐車場

ゲートを通って左に曲がると、左右に駐車場が並んでいます。軍の方が道に立って誘導してくれるので、指示があるところまで進んでください。

空いているからといって手前に停めると、会場までかなりの距離を歩くことになります。要注意。

駐車場からゲートまで

基地内を歩いて会場に向かいます。シャトルバスなどはありません。比較的近い駐車場に停められましたが、それでも駐車場から会場まで10分ほど歩きました。子連れの方や、体力に自信のない方は大変かもしれません。

基地の中はまるで1つの街のように、様々な施設があります。基地に入るのは初めてだったので、物珍しさにワクワクしますね。おかげで距離の割にあっという間に会場に着きました。

基地のゲートから会場までの間は撮影禁止です。

会場ゲート

会場のゲートでも、再びセキュリティチェックがあります。身分証明書と、カバンの中をチェックされます。さらに、ボディチェックされている方もいるようでしたが、どういう場合にチェックされていたのかは不明です。

ここでセキュリティチェックを担当しているのは、アメリカ人の方と、日本人の方と半々くらいです。特に英語で話しかけられるとことはありません。

わたしはゴツいミラーレス一眼を持っていたので、念入りに調べられました。

無事ゲートを通ると、簡易トイレが並び、Tシャツやポンチョを売っているブースがあります。売っているのは皆アメリカ人でしたが、普通に買うだけなら日本語が通じます。

Tシャツは1000円、ポンチョは350円です。米ドルも使えます。

この日は大雨だったので、ポンチョを買いました。シーサーのイラスト入りで可愛いです♪

フォスター・フェスティバルのポンチョ

会場の様子

会場内は大きく、屋台・遊園地・ライブの3つのエリアに分かれています。そんなに大きくない会場なので、遊具で遊ばない場合は、30分もあればぐるりと見て回ることができます。

軍隊っぽい車両があったり、テントの屋根にMCCS(Marine Corps Community Service)と書いてあることに、基地っぽさを感じますね。

フォスター・フェスティバルの様子
フォスター・フェスティバルの様子

屋台

大きなエリアに沢山の屋台やキッチンカーが並んでいます。日本人の屋台と、外国人の屋台が混在。どこも、日本円と米ドルのどちらも使えます。

ピザやリブ、ハンバーガーの屋台が数ヶ所ずつあるのは、アメリカンな雰囲気ですね。フォスター・フェスティバルの様子

雨の夜、しかもライブ中なので、暗くて寂しい雰囲気ですが、昼間は賑やかだと思います。フォスター・フェスティバルの様子

国旗が立っている屋台も。
フォスター・フェスティバルの様子

おもちゃを売っている日本の屋台もあります。ボールすくいなどもありました!

フォスター・フェスティバルの様子

美味しそうなお肉。

フォスター・フェスティバルの様子

この他に、リブとピザもいただいてお腹がいっぱいです。

フォスター・フェスティバルの様子

カラフルで大きな綿あめ。沖縄の綿あめといえばこれらしいです。

沖縄の綿あめ
沖縄の綿菓子

わたしはピザを1ピースだけ買えるお店にしましたが、1枚買ってお持ち帰りしている方をたくさん見かけました。デリバリーのように箱に入れてくれるので、便利ですね。そして本当に美味しそうでした!

アルコールの持ち込みはできませんが、セルフのビールサーバーコーナーなんかもありました。

遊園地

あいにくの大雨により、遊園地エリアは稼働していませんでした。しかし、前日の土曜に渋滞の車列から覗いた時には、子どもたちが楽しそうに遊んでいました!

ミニバイキングがあります。

フォスター・フェスティバルの様子

ティーカップ的な遊具でしょうか?
フォスター・フェスティバルの様子

ボルダリングや、ジップラインも。
フォスター・フェスティバルの様子

すでに畳まれていましたが、大きなエアー滑り台やバンジージャンプ台もありました。

どれも数百円で乗れるようなので、子連れでも楽しめますね。フリーパスもあるみたいですよ。

ライブ

さて、わたしが行った日曜は、映画『ワイルド・スピード SKY MISSION』の主題歌でも知られる、アメリカの人気ラッパーKid Inkのライブでした。

Kid Inkのライブの様子

ライブが始まる19時30分頃には雨も止んでおり、会場の熱気はぐんぐん高まります。

Kid Inkのライブの様子

DJの登場ですでに盛り上がっていましたが、Kid Inkの登場で最高潮に!前の方の観客たちは、歌って踊って大騒ぎでした。モニターの映像を見る限り、主にアメリカ人のお客さんが最前列の方にいたようです。
Kid Inkのライブの様子

後ろの方はと言えば、ノリ方が分からずただ立って見ている日本人たち。もちろんわたしもその1人です。

音楽に合わせて身体を揺らすだけでもいいんですが、日本で育つとそういうのって苦手になりますよね…。ヒップホップダンスをちょっと習ってた時期があるのですが、こういう場になると、シャイになってしまう私。

こういう時は本当に、自然と踊り出せる外国人の方たちが羨ましくなります。

Kid Inkのライブの様子

音楽は大通りまで響き渡っており、基地には入らず、通りから楽しんでいる方たちもたくさんいました。前日のJason Deruloのライブも、通りに人が集まっていましたよ。

生で聴くKid Ink、とってもカッコ良かったです。

次の日の出発が朝早く、帰りの渋滞が心配だったので、残念ながらライブの途中で会場を後にしました。

英語を話すチャンスは?

さて、肝心の英語です。
会場内は、スタッフ、お客さんともに日本人比率が高く、思ったより英語を使う機会が少ないです。お客さんも、カップルや家族連れ、友達同士ばかりなので、知らない人同士で話をするきっかけもありません。むしろ、英語を全く喋れない人でも安心して楽しめるイベントですね。

ですから、英語で話したければ、自らチャンスを見つけていくしかありません。

私が実際に英語を話したのは、以下の3回だけでした。

  • 車誘導の軍人さん
  • ゲートで出会った子連れのお客さん
  • ホットドッグ屋のお兄さん

まず最初の軍人さんには、写真撮影のことを尋ねました。車を降りてから会場までの間、撮影OKともNGともサインがなかったので、"Excuse me. Can I take pictures around here?"と聞いてみたのです。ところが、一回で聞き取ってもらえず、心が折れそうになりました…。大雨のせいだと信じたいですが、恐らく軍人さんであるということも相まってビビってしまい、ゴニョゴニョ話していたんだと思います。

実際に英語で何と言っていたのかは忘れてしまいましたが、「ここはダメだけど、イベントの会場の中ならいいですよ。イベント会場だけね!」とのことでした。リスニングはできたので一安心です。

自信がなくても、堂々と話すことが大事ですね。

さらにイベント会場入り口で、こちらを見てニコニコしている女の子がいたので、"Hello!"と話しかけつつ、お母さんに"How old is she?"と聞いてみました。"Almost two."だとのこと。"She's so cute!"と返したのですが、"Adorable!"など別の表現も使えたら良かったなぁと思っています。

こういったちょとしたやり取りの時の言葉の引き出しを増やしたいです。

最後に英語で話しかけたのは、ホットドッグの屋台でホットドッグの格好をして踊っていたお兄さん。"May I take a photo of you?"と聞いたところ、"Sure!"と快く答えてくれました。

…と、ここまでは順調だったのですが、横にいた別のお兄さんが高速の英語で何か話してくれたのですが、全く聞き取れません。ここで大失敗。思わず"Sorry?"と聞き返してしまったんです。

ネイティブの方と話す機会の多い方はご存知かと思いますが、ただ"Pardon?"、"Excuse me?"などと聞き返すと、相手の方は聞き逃しただけと受け取り、全く同じことを、同じスピード、同じトーンで繰り返してくださいます。しかしこの時わたしは、英語が早すぎて理解できていなかったのですから、"Could you speak more slowly?"など、ゆっくり話して欲しいという意思を伝えるべきだったのです。それでも分からなければ、"Could you please rephrase that?"などで言い換えを求めたり、周りが騒がしいのであれば、"Could you speak up, please?"と声のボリュームを上げてもらうなど、具体的にお願いしなければ、相手の方もどうしていいのか分からないんですよね。

結局"I'm sorry. I don't understand."と言ってしまったので、そのお兄さんとの会話は成立せずに終了してしまいました…。本当に悔しいです。

その後ホットドッグのお兄さんが「一緒に写真を撮るってことだよね?」と英語で聞いてくれたので、「いや、あなただけでお願いします」「え?僕だけでいいの?」「ええ、あなただけで…」といった簡単なやり取りだけして、写真を撮らせてもらいました。

フォスター・フェスティバルの屋台のお兄さん

英会話の先生や日本に住む英語話者の英語であれば、ある程度聞き取れる自信がありましたが、ネイティブの本気の英語には、まだまださっぱりついていけません。また、慣れた声質、アクセントであれば平気ですが、初めて出会う方や、文脈から推測できないときは、かなり苦戦しますね。

しかし、海外滞在経験がなく、英会話のレッスンを受けているだけでは、こういった悔しい思いをできるチャンス がなかなかないので、とても良い経験になりました!

まとめ

初めての米軍基地イベントは、悔しい思いも含めて楽しい経験になりました。夜遅くまでやっているフェスティバルですが、セキュリティは万全ですし、タチの悪い酔っぱらいやナンパ目的などの人は見かけなかったので、女性でも安心ですね。

Point

米軍基地のフェスティバルには、英語を話すチャンスがありました!
ただし、自分から積極的に英語を使わない限り、必要に迫られることはないので、機会があればどんどん話しかけていきましょう。
英語学習のいい刺激になりますよ♪

沖縄の各米軍基地では、今回のフォスター・フェスティバルのように、一般の人も参加できる色んなイベントが開催されています。また、2019年10月13日(日)には、同じキャンプ・フォスターで、沖縄コミコン2019が開かれる予定です。漫画好きの方だけでなく、英語やアメリカの文化に興味のある方も是非遊びに行ってみてください!

フォスター・フィスティバルでは凹んだのですが、帰りの飛行機を降りた後、わたしを空港の職員と勘違いしたおじさんから、英語で乗り継ぎの場所を尋ねられ、英語で答えつつ軽く話もできました。国内旅行でも、英語を使って楽しい経験ができるもんですね。

しかし、自分の力不足を思い知ったので、引き続き英語の勉強を頑張ろうと思います!

 

Today's proverb

Opportunity knocks but once.:チャンスは一度しか来ない