英会話レッスンの話のタネの見つけ方【お喋りな人は上達が早い!】

こんにちは。

3年以上英会話スクールに通っている間に、本当にたくさんの英語学習者の方に出会いました。英語との付き合い方、向き合い方は人それぞれ。英語の上達スピードもバラバラです

しかし、スピーキングの上達が早い人には”おしゃべりな人”が多いように感じます。話したい!という欲求があるかどうかで、 アウトプットの積極性がぐっと変わるんですよね。そして、積極的に取り組むかどうかで、習得率は大きく変わります

とは言え、日本語でも人と話すのがあまり得意ではない、好きではないという方もいらっしゃると思います。わたしも、スイッチを入れればお喋りなタイプですが、本来は一人で静かに過ごすのが大好き。議論は好きだけれど、だらだら雑談を続けるというのがあまり得意ではありません。

そのため、英会話レッスンに通い始めてから、意図的に話のタネを仕入れるようにしています。もちろん先生が色んなネタを用意してくれますが、それについて深く話せる知識や意見を持っていないと会話は続きませんし、無理やり会話を続けたところで苦痛なだけですよね。

今日は、英会話レッスンで定番のトピックと、そのタネの見つけ方についてご紹介したいと思います。

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英会話レッスン定番のトピック

ニュース

文化圏にもよりますが、政治や経済、社会など、現代の問題について議論するのが好きな海外の方は日本人に比べて多いです。イギリスの先生であればBrexit(イギリスのEU離脱)問題、アメリカの先生であればトランプ大統領の動向などについて、当然のようにレッスンで意見を求められることがありました。

また環境問題について関心の高い方も多いので、プラスチック製品やsingle use(使い捨て)などについて語り合うことも。さらに、科学や医療、心理学など、本当に幅広いな知識を持っている先生が多いです。元々物知りなだけでなく、英会話レッスンでさまざまな生徒に対応するために、日頃からアンテナを高くしているんだと思います。

わたしたちも、ぼんやりと生活していては、いざという時に何も意見を述べられません。個人レッスンであれば興味のある話題に切り替えられますが、グループレッスンだとそういうわけにはいきませんしね。

そこでわたしは、ニュースアプリで最新のニュースや社会動向を把握するようにしています。ニュースをいきなり英語で読むのは難しいと思いますが、新聞やテレビのニュース、SmartNewsなどの日本のアプリでざっと確認し、New York TimesBBCMailOnlineなどの海外のニュースアプリを読むという流れであれば、英語のニュースにも挑戦しやすくなると思います。

英語を学ぶことで、日本や世界に関して、より関心を持つようになりましたし、見識も広がっているのでとても楽しいです。せっかく大人になって語学学習に取り組むんですから、教養も高めていきたいですよね。

音楽

わたしの通っている英会話スクールの特徴なのかもしれないですが、バンドマンの先生が多いです。もしくは舞台俳優。他にもアート関係に詳しい!日本という独自の文化を持つ国に興味を持って来ているので、文化的活動が好きな先生が多いのかもしれません。

別にマニアックな話はできなくても、最近の流行りの音楽やバンド、ミュージシャンを知っていると、話が盛り上がります。先生のライブを見に行って、外国人の友達ができたという英語仲間もいますし、中には外国人バンドのメンバーになった人も!

Amazon Prime MusicSpotifyなどのアプリで、洋楽がますます身近になっています。無料会員でも、数えきれないほどの曲を聴くことができます。流行の曲を集めたプレイリストなどもありますので、簡単に好みのものを見つけられるのが嬉しいですよね。

洋楽を口ずさむことは、リスニングや発音向上にも役立ちます。ぜひお気に入りを探してみてください。

ドラマ/映画

AmazonビデオNetflixHuluなどの動画配信サービスの登場によって、海外ドラマや洋画が、安く簡単に見られるようになりました。英語学習のために利用している方も多いと思います。アメリカでは、"Netflix and chill"なんてスラングも生まれるほど、Netflixユーザーが多いようです。

そのため、日本に滞在している先生たちも、新旧様々な映画、ドラマ、バラエティ番組などを見ており、英会話で盛り上がるトピックの一つになっています。ストーリーを英語で説明したり、その面白さについて語るのは、英語の上達にもぴったりです。先生おすすめの作品を、レンタルで探す必要がなく、家で簡単に見られるので、次のレッスンで早速盛り上がれることもあります。ぐんぐん英語学習に便利な世の中になっていますね。

また、日本のアニメが好きな先生も多いので、アニメの知識がレッスンに役立つこともあります。

グルメ

日本の食べ物や、先生の国のグルメ、旅先で出会った変わったお料理などは、身近で盛り上がれる話題ですよね。グルメ関係の話題の場合は、写真を使って話をすることができるので、英語力に自信がなくても安心です。

そのため、美味しかったもの、心に残ったお料理の写真は、スマホで撮っておくとレッスンで使えます。百聞は一見にしかずといいますが、イメージを共有した上で話をすると、驚きや感動が深く伝わり、より会話が盛り上がります

グルメ関連のトピックで難しいのが、魚の名前です。特にお寿司の話などをすると、英語で何と言うのか知らない魚がたくさん出てきます。また、日本やその近郊でしか獲れない魚もいるので、余計に難しいです。レッスンで話したいと思ったら、事前に予習しておくとスムーズに会話が続けられます

旅行

日本に滞在している英会話の先生には、旅好きの方が多いです。また、英会話を勉強する方にも旅行好きの方が多いですよね。そのため、旅行は盛り上がる話題の一つです。

これもグルメと同様、写真を使って話ができるので、より詳しい話ができます。デジカメで撮影した写真も、スマホに移しておいたり、SNSにアップしたりして、レッスンの時にさっと取り出せるようにしておくと非常に便利です。共感することで会話はより深まります。深い話になればなるほど、より複雑なことを英語で話す必要が出てきますので、スピーキング力の向上に繋がりますよ。

日本の文化

トピックになっていなくとも、自然と話題に上るのが、文化の違い。先生の国と日本の文化の違いは、たびたび議論になります。また、先生から日本の文化について質問されることもしばしば。

英会話レッスンに挑むのであれば、日本の文化について最低限の知識を持っておいたほうがいいと思います。わたしが英会話を始めたビギナーの頃、伊勢神宮の歴史について、先生に逆に教えてもらったことは、恥ずかしい思い出として強烈に心に残っています。

せっかく相手が日本に興味を持っているのであれば、色々伝えられるようになりたいですし、逆に相手の文化についても質問ができるようになりたいですよね。

かといって、これまで特別に勉強するようなことはしていませんが、国内で旅行した時や、自分自身で疑問を持った時など、何かのきっかけがある時は、曖昧なまましておかず、調べて覚えておくようにしています。

仕事

自己紹介や、「最近どう?」といったお決まりのスモールトークなど、あらゆる場面で自分の仕事やキャリアについて話す機会が訪れます。特に大人同士のグループレッスンですと、先生だけでなく、他の生徒からも突っ込んだ質問が飛んでくることもあります。仕事で英語を使わない方でも、自分の仕事の内容について英語で説明できることは必須です。

しかし、日常的に英語で仕事をしているのでない限り、自分の仕事内容について詳しく説明するのって難しいですよね。専門用語も必要になりますし。

そこで、わたしは英語版Wikipediaを活用しました。自分の仕事に関連する用語を一つ調べれば、業務内容や目的について、英語でどのように表現すればいいのかを知ることができます。本を読むのに比べて、本当に必要な情報にすぐ辿りつけますし、リンクでどんどん広がっていきます。事前に知識のある分野の話なので、英語でも比較的楽に読めますよ。

 

以上、英会話レッスンを盛り上げるための話のタネの見つけ方のご紹介でした。

レッスンを盛り上げるのは本来先生のお仕事かもしれませんが、わたしは、レッスンは先生と生徒が一緒になって作っていくものだと思っています。こちらも一緒に話を深められるかどうかで、レッスンの質はぐっと変わります。レッスンの楽しさも変わります。それによって、わたしたちの英語の上達スピードが大きく変化しますからね。

日頃からアンテナを高くして、さまざまな情報を収集してみてください。英語をきっかけに知識の幅が広がるのは、本当に楽しいです!

 

Today's proverb

Nothing comes of nothing.:無から生じるものは何もない