崖っぷち舞台俳優の婚活迷走記【Where is my future husband?】

【こんにちは。はじめまして。Azusaと申します。アラフォーの舞台女優(休業中)です。

自己紹介として、演劇漬けの生活から婚活地獄にはまり、英会話にたどり着いた経緯をお話ししたいと思います。長い話になりますが、お付き合いいただけたら嬉しいです。

一見何の繋がりもない婚活と英会話。私には深い繋がりがありました。そして英会話教室に踏み入れたわたしは、英語学習という底なし沼にはまっていったのでした。

シンガポールチャンギ空港のクリスマス飾り  

はじめまして

Azusaと申します。アラフォーの舞台俳優(ただ今休業中)です。これまで名古屋のオイスターズという劇団に所属して全国を飛び回りつつ、地元のローカルドラマ等にもちょろっと出演してきました。

出演したドラマのDVDはAmazonでも販売中です↓

楽しいけれど、プライベートなどまるでない日々。わたしの人生このままで良いのかと思い悩み、「私婚活します!」と宣言し、数年前に芝居を休業しました。が、ひょんなことからすっかり英語学習マニアになり、周囲から「どうやって勉強してるの?」と聞かれるように。

そこで私の英語学習の経験をどこかにまとめておこうと、このブログを立ち上げました。

これまでの英語とわたし

英語ブログを開始するにあたり、わたしのこれまでの英語歴を記しておきたいと思います。

中1で英語の楽しさに目覚め、中3のときには市の派遣事業として、2週間ほどアメリカに滞在(そのうち1週間はケンタッキー州でホームステイ)

高校生になるとGrammarの授業で英語が嫌になり、受験のために仕方なく勉強するようになる

20代は学生時代に始めた演劇にのめり込み、俳優兼制作・音楽・衣装として多忙な日々を送る

31歳の時に劇団初の韓国公演で世界共通語としての英語の大切さを痛感する

30代半ばで婚活を始め、あらゆるパーティー、インターネットの出会いサービスを試すもことごとく撃沈


ストレス解消に始めた羊毛フェルトに熱中し、狂ったようにギズモを大量生産

婚活市場で自分の需要はどこにあるのかとリサーチを重ねた結果、外国人にはモテるらしいと判明

たまたま行った占いで、「将来は外国人と結婚する」と言われ、これも何かの縁かもしれないと英会話スクールに通い始める

英会話教室や国際交流イベントの楽しさからすっかり英語学習にハマってしまう

英会話イベントに参加するにとどまらず、企画のお手伝いまでするように

気付けば英語学習歴1年でTOEIC855点、2年で英検準1級取得、3年でTOEIC955点

ご覧のように、かなりの紆余曲折を経て、今日に至りました。

忙しすぎた演劇生活

さて時は戻り、改めて舞台漬けの生活から話を始めたいと思います。

学生時代から始めた演劇にどっぷり浸かり、大学卒業後もフリーの俳優として活動した後、名古屋の劇団オイスターズに入団しました。

このオイスターズという劇団は、少人数で運営しているので、役者だけやっている訳にはいきません。当時のわたしの名刺の肩書きは、『俳優・制作・衣装・音楽』。我ながらクレージーだと思います。しかも、小規模の劇団とはいえ、座付作・演出家の平塚直隆が国内のコンクールで次々に受賞して小劇場の世界では名の知れた存在になったこともあり、全国各地をツアーする劇団になっていきました。

韓国に公演に行ったこともありました。英語圏でなくても、やはり共通語は英語。しかし当時のわたしは、英語とは無縁の生活を送っていたので、10年以上使っていなかった英語の知識を総動員して、しどろもどろでなんとかコミュニケーションを成立させている状態でした。あの時英語を喋れていたら、もっと楽しかっただろうなぁと思います。

それはさておき、演劇だけで生活できるほどの収入はありません。昼間は派遣者社員として働き、夜は稽古、帰宅してからパソコンやミシンに向かう日々。プライベートの時間はほとんどない生活でした。お風呂にゆっくりつかることすらしてなかったなぁ…。ちゃんとテレビを見る時間もなかったので、話題のドラマの話もサッパリ分かりませんでした。

絶滅の危機

気が付いたのは30をとうに過ぎてから。いわゆる適齢期はちょうど劇団の活動が大きくなってきたところだったのでとにかく毎日が必死で、周りの忠告には耳も貸さず、あっという間に過ぎていました。

でもある時ふと立ち止まってしまったのです。

「あれ?わたし何年彼氏いない??」

このまま芝居を続けていれば、楽しい思い出と豊かな経験は残る。うまくいけばちゃんと仕事になるかもしれない。でも老後は…?パートナーもおらずひとり寂しく死んでいくのか??わたしの頭の中には、ガラパゴス島の絶滅したゾウガメ、ロンサム・ジョージの姿が浮かびます。

わたしという個は、絶滅の危機に瀕している…!!

ようやく覚悟を決め、劇団に前代未聞の婚活休業を宣言。徐々に活動のペースを落としながら婚活を始めたのでした。

遅すぎたコンパデビュー

わたしのコンパデビューは婚活を始めてから、つまり30を過ぎてからのことです。それまでコンパとは縁のない生活を送っていました。

そもそも、大学生はコンパ・コンパの毎日だと思っていたのに、わたしが通っていたのは名古屋大学という旧帝大の一つ。男性にはコンパの誘いがどんどん舞い込むのに対して、女性にはほぼ皆無でした。学内のいわゆるコンパサークルも、「○○女子大生が参加しています」をしきりにアピールする始末。本山原人に需要なし※本山原人…垢抜けない名大生の蔑称

卒業後も演劇三昧でコンパなどに行く時間は無く、気付けばあっという間に30代を迎えていました。

婚活を始めて、ようやくコンパ初参加。がしかし、コンパのルールが分からない!いや、ルールなんてないんでしょうけど、自己紹介とか、連絡先交換とか、その後の連絡とか、戸惑うことばかりです。しかも、劇団の制作というポジションで打ち上げの手配や仕切りも担当していた職業病のようなもので、輪に入れずに寂しそうにしている人にも楽しんでもらわなきゃ!という気持ちが働きます。盛り上がりに欠けるコンパでは、場を回す役を買って出てしまうことも。その結果、素敵だなと思った方とはほとんど話せず終わってしまうことがほとんどでした。

コンパで学んだ教訓。婚活女子たるもの、男性の立場がなくなるようなことをしてはいけません。

街コンへ行ってみた

わたしが婚活を始めた頃はちょうど街コンブームで、各地で毎週のよう街コンが開催されていました。「コンパは気を遣いすぎてしまうからダメだ、気楽な場に行こう。」と、今度は街コンデビューを果たします。女性は30過ぎだと参加年齢ギリギリのものも多いのですが、ギリギリでもセーフだし!と勇んで参加しました。しかし、周りは若くて可愛い女の子だらけ。こんなに可愛い子がなぜ!?という人たちもたくさんいます。到底敵うはずもありません。ここは30代の主戦場ではないと、街コンからも早々に撤退を決めました。

ただ、街コンでの人間観察は面白かったですし、ユニークな方々との出会いもありました。その一部をご紹介します

世の中結局お金ですか?

エグゼクティブ男性とのパーティーに行った時のこと。スマートにスーツを着こなす男性たちと、華やかに着飾った女性たちに気後れしながら会場内をフラフラしていると、あるソファの一角がまるでキャバクラのようにキレイな女性で溢れかえっていました。「なんだあそこは?」とよく見てみると、華やかな女性陣の向こうには、アインシュタインのような頭のおじさんが。他の参加者の話によると、お医者様だったようです。金の力は偉大であるということをまざまざと見せつけられた瞬間でした。

3人目の彼女になりました

数打ちゃ当たる理論で迎えた街コンデビュー。人数が多ければ多いほどいけるんじゃないかと選んだのは100対100のパーティーでした。200人の男女が出会いを求めて集まるそこは、まさにカオスでした。

混沌の中

受付でまず、プロフィールシートと、自分の連絡先を書くカードを渡されます。連絡先は5枚くらいだったでしょうか。「初めに全員と挨拶する時間があるので、その後の休憩の際に、気に入った方の番号を書き込んでスタッフに渡してください」と言われました。初めてのパーティーに緊張しながら連絡先を書き込みます。よせばいいのに、律儀に電話番号とメールアドレス両方を!(LINEだけとか、アドレスだけで良かったんだと後で気付きました)

いよいよパーティーが始まり、100人の男性と自己紹介をする時間となりました。女性陣は着席したまま、男性が順々に回ってきます。しかし、1時間程度で100人全員と話すことになっているので、一人当たりおよそ30秒(移動時間含む)の計算です。「初めまして。○○です。」とお互いに挨拶したら、プロフィールを見る暇もなくチャイムが鳴り、次の方がやってきます。

するといきなり、この自己紹介の段階で何人かの方から連絡先カードを差し出されました。ただでさえ、次から次へと見知らぬ男性と挨拶するという非日常の世界にパニックになっていたわたしは、スタッフを介さず手渡す方がいることにさらにパニックに。そして訳の分からないまま、名刺交換のように自分のカードをお返しに渡してしまったのです!(もちろん本来、カードをもらったからといって、自分のを渡す必要はありません。)

どうやら、最初の自己紹介タイムで直接カードを渡すというのは、こういったパーティーで良く使われる、相手に印象を残すテクニックらしいです。

しかし100人相手に印象も何もあるはずもなく、気付けばわたし手元には誰のものか分からないカードたち。自分のカードは0。怒涛の挨拶タイムが終わって、気に入った方に連絡先を渡そうにも、もう手段がありません

休憩を挟んで迎えた後半のフリータイム。なんと、女性は着席したまま、男性が気になる女性のところにアピールしに行くスタイルです。わたしに残されたアピール手段は完全になくなりました。残りの1時間はもはや消化試合です。しかも最初の1時間で疲れ果ててしまっていたわたしは、後半の記憶がほとんどありません。一緒に行った友人と、「大人数過ぎるパーティーには二度と行かない!」と誓い合いながら帰路につきました。

混沌の先

そして翌日。次々と知らない方々からの着信やメールが…。いや、知らないってわけではないんですけれど、正確には。一度ご挨拶はしている訳ですし。ただ、連絡先カードと照らし合わせても、どんな方だったのか全く思い出せません

しかしわたし、物事を断れない女なんです。壺や絵を売る人には一生合わないことを祈りながら生きています。掛かってきた電話には出てしまうし、自分からは切れません

とりあえず出てしまったお電話で、延々と30分ほど仕事の愚痴を聞く羽目に。「この人は何がしたいんだろう…ただ話を聞いてくれる人が欲しいんだろうか?」と思い始めた頃、唐突に「彼氏と手繋ぐの好き?」と聞かれました。いきなり?!と驚きつつも、「あー、まぁ繋いだりしますね…」と曖昧に答えたところ、「僕、今まで彼女2人いたんだけど、手を繋ぐ以上のことをしたことないんだよね」とのこと。連絡先カードを見直すと、30代中盤と書かれています。おや?と思いましたが、動揺は抑えて、「学生の頃の彼女さんですか?」と聞いてみました。すると、「いや、大人になってからなんだけど、キスしようとしたら、なんで?って言われちゃって」と。

それ絶対彼女じゃないですから!!!!!!!

と言いたい気持ちをグッとこらえ、「んー、奥手な方たちだったんですね」とごまかしました。

結局1時間ほど電話で話した記憶があります。ようやく電話を切ってホッとしたのもつかの間、「僕のこと○○ちゃんって呼んでいいからね♡」というメッセージをいただきました。突然詰められた距離感にどうしていいか分からずに返信できないでいたのですが、その後もしばらく「いつでも電話してね♡」「もうすぐクリスマスだね♡」とハート付きのメールが届いていました。

もしかしたらその方の突然連絡が途絶えた3人目の彼女としてカウントされているんじゃないかと思っています。音信普通にしてしまってすみません。どう答えていいか分からなかったんです…。

婚活パーティーで始めたマーケティング

街コンでの反省を踏まえ、20対20までを限度とした婚活パーティーに主戦場を移しました。しかしここにも溢れるキラキラ女子たち!皆さん若いうちから出会いを求めて積極的に活動しているんですね。

正攻法で挑んでも勝ち目はないと知ったわたしは、自分が売れる市場と売り出し方の研究を始めました。

婚活パーティーは、『ノンスモーカー限定』『スポーツマン限定』など、男性に様々な条件がついているものがあります。色んなパーティーに参加し、いただいた連絡先カードの数の割合でどこに需要があるのかを割り出したところ、『年上好き男性』と『外国人男性』に受けが良いと判明しました。他のパーティーでは参加者の2〜3割からカードをいただければラッキーくらいのところ、この2つだけはまさかの8割超え!こんなにくっきり分かれるものなんですね。

そしてその中で見つけた個人的な禁止事項は以下の通りです。

まず第一に、学歴は話さない!正直に書いてしまうと、「僕なんて相手にならないですよね」と言われてしまうことの連続で、高学歴女子は、婚活の場では逆学歴コンプレックスに陥ります。こちらは全く気にしていないのに…。

第二に、演劇のことも話さない!日本においては舞台俳優は自称俳優(笑のような扱いを受けがちです。良くて「変わってますね」と言われるくらいです。婚活市場においてはいらない情報なのです。

この2つに関しては、聞かれない限りは触れないことにしました。

外国人限定婚活パーティーに行ってみた

そもそも外国人限定の婚活パーティーというものがどんなものなのか、興味のある方もいらっしゃると思います。

私の住む東海エリアは某大手自動車メーカーがあるため、外国人の方々(特に男性)がたくさんいらっしゃいます。その為か、外国人男性と日本人女性という組み合わせの婚活パーティーが定期的に開催されています。

普通のパーティーは男性の参加費の方が高いのですが、外国人限定パーティーは逆です。女性の方が高い!外国人男性の売り手市場なんでしょうね。(ちなみにエグゼクティブ男性限定パーティーも、同様に女性の参加費の方が高いです。ここでも、世の中結局金なのかと思い知らされます。)

地域差があると思いますが、私が参加したパーティーの参加者は、中南米と中東、東南アジアの男性がほとんどでした。街中では欧米人もよく見かけるので、『自分の国でモテない欧米人も、日本に来ればチヤホヤされる』という噂は本当なのかもしれません。

女性の方はというと、「あなた外国人にモテそうですね」というイメージの、黒髪ストレート、いわゆるポカホンタス顔の方がほとんどでした。

外国人男性にはああいう雰囲気の女性が本当に好まれているんでしょうか?それとも、外国人にモテるというイメージから、それに近付けているのでしょうか?その辺りは分かりません。

このパーティーで印象的だったのは、外国人男性はこちらの学歴も、芝居のことも、年齢も、あまり気にしないということです。むしろ大学の専攻や演劇経験の話は、「面白いね」と食い付いていただけます。お陰でわたしには居心地の良い空間でした。

さらに、日本人と比べてフレンドリーな方も多く、こちらもそれをお国柄の違いと受け止めやすいことに加え、外国人の方ばかりという特別な環境もあってか、初めて会った方々と少しお話して連絡先を交換するという、ある種不自然な婚活パーティーでの出会いへの違和感が薄らいでいました

英語ができなくても外国人と恋はできるのか

日本語を話す方がお相手であれば、VISAや距離の問題は別として、コミュニケーションに障害はありません。しかしそうでない場合、英語が世界の共通語である以上、お相手の方がどこの国の方であれ英語力が必要になります。愛は言葉の壁を乗り越えるかもしれませんが、それはよほど劇的な出会いがあった時の話。パーティーやイベントなどで出会った場合、最低限の意思の疎通とコミュニケーションができなくては、まずスタートラインにも立てません。仮にスタートラインに立てたとしても、その先の一歩二歩がとても大変です。

婚活パーティーにいらっしゃった方々は皆、ある程度日本語の出来る方ばかりだったので、日本語でのやり取りが中心でした。当時のわたしは英会話を始める前だったので、仮に英語で話したとしても、ごくごく簡単な自己紹介しかできなかったと思います。

そのパーティーでわたしは、一人の方とカップリングし、二次会でも楽しくお話しして帰ってきたのですが、問題はその後です。二次会で判明したのですが、その方は日本語は話せるけど、読み書きはできないという方でした。となると、その後のメッセージのやりとりは必然的に英語になってきます。15年使っていなかった英語の知識を総動員してなんとかやり取りを続けてみたものの、結局進展せずストップしてしまいました。拙い英語では、幼稚園児の報告みたいなやり取りしかできないんですよね。「今日○○ちゃんと遊んだ!楽しかった!!」みたいな。それでは進むものも進みません

もちろん、言語以外の相性の問題も大いにあったと思いますが、英語がある程度できないとせっかくの出会いを逃すこともあるということを思い知りました。

占いに行ってみた

そんな時、妹が良く当たる霊能者の方がいるから霊視してもらいたいというので、車を出しがてらついでにわたしも見てもらうことにしました。

前世と未来が見えるというその方に、「わたし、結婚してますか?とど直球な質問をしてみたところ、「してますよー。えぇーっと、相手の方は…外国人ですね…顔が濃いだけかもしれないですけど…」との答えが。(因みに前世はハワイで巫女さんのようなことをしていたそうです)外国人にならモテるようだという調査結果とのまさかの一致に、道が拓けた気がしたのでした。

何しろまさに、その数35億!と5000万人。世界中の男性をターゲットにすれば一気に70倍に可能性が広がるのです。

そうだ、英会話スクールに行こう

わたし、占いは楽しいことだけ信じる派です。この結果になんだか面白いことになりそうだと思ったのも束の間、根本的な問題に突き当たりました。

「ちょっと待て、わたし日本語以外は喋れないぞ。」

この時点でのわたしの英語学習歴といえば、多くの日本人と同じく、中学・高校時代の授業と、大学の一般教養のみ。中学時代は英語が好きで、休み時間はALTの先生を捕まえてはおしゃべりし、中学3年生の時には市の派遣事業で1週間弱アメリカにホームステイに行かせてもらってました。しかし高校のGrammarで苦手意識が芽生えてしまい、その後は大学受験対策として詰め込んだ程度。大学卒業後は全く英語に縁のない生活を15年近く送っていたので、学生時代の英語貯金はとっくに底を尽きていたのでした。

このままでは丸腰で戦いに挑むようなもの。まずは日常会話程度には喋れるようになろうと、英会話スクールを探すことにしたのでした。新たな趣味を始めれば、出会いがあるかもしれないですしね。

婚活ストレス解消法:針を刺す!とにかく刺す!!

話は逸れますが、英会話教室の体験レッスンに話を進める前に、婚活のストレス解消法について少しお話したいと思います。

急に始めた婚活生活で、東京都内だってジャージで歩けちゃう芝居人生活から、ファッション雑誌に出てくるような、いわゆるモテ服に着替えたわたし。しかし、華やかな女性を目指す日々は、婚活連敗の疲れとともにそれはもうストレスの連続でした。

羊毛フェルトってご存知ですか?数年前に流行った、手芸の一種です。フェルトになる前のバラバラの羊毛の束を、特殊な針で刺して固めることで、色んなものを作ることができます。当時はどこの100均でも道具がたくさん売られていて、安く手軽に始められる趣味だったんですが、今は売り場がだいぶ縮小されてしまいました。

それはさておき、ある日友人が「これ笑えるから見て」と教えてくれたのが、羊毛フェルトの失敗作のまとめサイト。あまりに面白かったので、そんなに難しいのかしら?と物は試しに100円のキットで作ってみたのが始まりでした。

出来上がった作品はいたって普通、全く面白くならない「あっちのキットもだったら難しくて失敗するかも?」「オリジナルならどう?」と針を刺し続けるうちに、部屋は大小様々、普通にかわいい人形だらけになっていました。そしていつしか、映画やアニメのキャラクターも作るようになりました。

最終的には、取り憑かれたようにグレムリンのギズモたちを作り続けていました。

友人を笑わせるネタにはならなかったものの、ひたすら心静かに針を刺し続ける羊毛フェルトの製作過程は、ストレスを忘れさせてくれる有意義な時間でした。針に返しがついているので、間違って指を刺すと飛び上がるほど痛いんですけどね。

Awesomeって何ですか?

どんどん作り続けるうちに、羊毛フェルトのマスコットたちの写真をどこかにまとめておこうとInstagramを始めました。

www.instagram.com

ギズモを中心に投稿していたところ、世界各地のグレムリン愛好家たちがフォローしてくれるようになり、しばしば英語でコメントをもらうようになりました。国際交流に胸を躍らせていた中学生の頃の感覚がよみがえります。

しかし、この時点では英会話を初めていなかったわたし。気の利いた返信などできるはずもなく、ほとんどを"Thank you!"で終わらせてしまっていました。

さらにこの頃、"Awesome!"というコメントをよくいただいたのですが、受験英語しかやっていなかった(しかもそれも忘却の彼方)わたしはこの単語に全く見覚えがありません。スマホの辞書で意味を調べてみると、【恐ろしい、すさまじい】と出てきました。

「このフワフワの人形たちが凄まじい?グレムリンになった姿を想像しているのか…?」

どう解釈したらいいのか分からず、ますます混乱することに。とりあえずこれもすべて"Thank you!"で返していたのでした。(ちなみにawesomeに【すごい、素晴らしい】という意味があることは、英会話を始めてから知りました)

せっかくコメントをいただいているのに、ろくな返事ができない。この悔しさも、英会話スクールに足を向かわせるきっかけになったのでした。

英会話教室が多すぎる問題

大人の英語学習 = 英会話スクールと思い込んでいたわたしは、さっそく英会話スクールを探し始めました。しかし大手から個人経営のものまでたくさんの英会話スクールがあります。(一説には全国に1万以上あるそうです)しかもわたしの住む愛知県は、全国一の英会話教室激戦区。ちょっと調べただけでたくさん検索に引っかかってしまい、どのように絞り込んだらいいのか途方に暮れてしまいました。

しかしそもそもわたしの目的は婚活です。英語指導のレベルの高さ云々よりも、出会いの多さ優先!

そこで、『グループレッスン ネイティブ講師 国際交流』で検索を開始。最初に見つけた英会話スクールに、まずは無料体験レッスンを申し込んだのでした。

My name is... My hobby is...

その教室は外国人が集まるスポーツバーの奥にありました。慣れない雰囲気に、これは選択を誤ったかもしれないと不安を感じながらのレッスン開始でした。しかもその日はたまたま他の生徒さんの予約がなく、体験レッスンなのにマンツーマン!ハードル高すぎです!!

自分でネイティブ講師を選んだくせに、先生の欧米人な見た目にビビりながら、しどろもどろで始めた自己紹介。

“My name is Azusa Kawamura. I live in Toyota city. My hobby is acting. Thank you.”

これだけです。まさに教科書英語、中学1年生の1学期レベルです。でも先生、めちゃくちゃ褒めてくれました。まっすぐな優しい目で。それだけでなんだか嬉しい気分になりました。大人になってこんなささいなことで褒めてもらえることってなかなかないですからね。

そして言葉に詰まった時には、こちらの言いたいことを汲み取って、とても気持ちのいいタイミングで助け舟を出してもらえます。脳みその奥底に眠っていた英語の記憶領域が少しずつ呼び起こされていく感覚。教科書英語にはないナチュラルな自己紹介の表現などを教えてもらいながら話が広がり、あっという間に1時間が過ぎました。

スタート地点の記録

レッスンが終わり、迷うこともなく契約に進みました。とにかく楽しかったのです。もっと色んな英会話スクールを覗いて決めても良かったかなぁとも思いますが、あれから約3年ずっと続いているので、間違った選択ではなかったと思っています。

そして初日にもらったレビューがこちら。

体験レッスンのレビュー

Beginner1と2の間TOEIC換算で500点弱といった評価です。

ここから英会話スクール、国際交流パーティー、各種英語イベント等で友だちもどんどん増え、「もっと英語で喋れるようになりたい!」と強く思うようになりました。そして1年半でTOEIC855、2年で英検準1級を取得。その後も、TOEIC955、英検1級と順調に進み、今ではUpper IntermediateAdvancedのクラスで英会話を楽しんでいます。

英会話スクールに出会いはあるのか?

あると思います。実際、通っている英会話スクールでは毎年何組かのカップルが生まれていますし、わたしもイベントやパーティーに顔を出すことで友だちや知り合いが一気に増えました。「わたしはこれで結婚しました!」と言えたら説得力があるんですが…すみません。通い始めて3ヶ月くらいで婚活のことはすっかり忘れてしまっていました。でも出会いの場は確実に広がったので、要は自分が動くかどうかですね。

わたしが通い続けている名古屋の英会話スクールはこちらです。

www.powerenglish.jp

スクール主催の国際交流パーティーもあるので、出会いが広がる英会話スクールとしてはイチオシです。

 

長くなってしまいましたが、わたしが婚活を始めてから英語の勉強を始めるまでのお話でした。

これからどうぞよろしくお願いします!

 

Nice to meet you!