パウ・パトロールでおうち英語の悩みもパウっと解決⁉【二か国語放送でバイリンガル育成計画】

こんにちは。

英語学習開始の低年齢化が進み、お子さんを早いうちから英語に慣れさせておきたいと考えている保護者の方はたくさんいらっしゃると思います。しかし残念ながら、日本に住んでいて”自然に”英語に触れる機会はないため、何かしらのきっかけ作りが必要になります。

私の甥っ子の場合、下記の記事の通り『きかんしゃトーマス』を通して英語に親しむということには一旦成功しました。

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しかし次なる問題が!子供は夢中になるのも早いけれど、飽きるのも早い!!

ディズニー作品や『おさるのジョージ』など、自分がやり直し英語初期に親しんだ作品をさりげなく勧めてみたものの、残念ながら好みでないものには全く興味を示してくれません

好きなものなら驚くほど何度も同じものを繰り返し見続けてくれるんですけどね…。

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そんな時、甥っ子がたまたまお友達のお家で見てハマったのが『パウ・パトロール』でした。

pawpatrol.jp

テレビ東京系で放送されているアニメで、二か国語放送されているんです!これを利用しない手はないと、『パウ・パトロール』で英語に触れる時間を作るようになって二年近く。途中で飽きてしまう時期もありつつ、今でもアニメと英語を楽しんでいるようです。最近は、NHKの子供向け語学番組にも興味を持ち、覚えた単語やフレーズを披露してくれるようになってきました。

本日は、二か国語放送を活用して親子で英語に親しめる『パウ・パトロール』をご紹介します。

『パウ・パトロール』とは

『パウ・パトロール(PAW Patrol)』は、2013年から放送されているカナダ・アメリカ制作の幼児向けテレビアニメで、世界160か国以上で放送されており、日本でも2019年からテレビ東京系列にて放送されています。

日本では『パウパト』の略称で愛されていますね。

テーマは、"レスキュー・アクション・アドベンチャー"。少年・ケントと6匹(+2匹)の子犬で結成された「パウ・パトロール」が、それぞれの特技と様々なアイテムを駆使して、アドベンチャー・ベイの待ちで起こるトラブルを解決していきます。

可愛い子犬と、カッコいい乗り物やアイテム、そして誰かを助けるヒーローたちの姿が、子ども心をがっちりとらえるようです。

悪役も出てくるものの、意地悪な描写はあまりなく基本的に平和なストーリーなので、安心してお子さんに見せられるのもありがたいですね。また、甥っ子は戦闘シーンのあるようなアニメが苦手なのですが、パウパトは怖い思いをすることなく楽しめるようです。

二か国語放送で英語に触れる方法

もしも、『パウ・パトロール』にお子さんがハマりそうだと感じたら試していただきたいのが、副音声で見せることです。カナダ制作のアニメですので、テレビで放送されているアニメを副音声に切り替えるだけで英語で鑑賞することができるのです。

無料で英語に触れる機会があるのはありがたいですよね。

しかも日本の学校の英語教育は、アメリカ英語が中心。同じく子どもたちに人気の『きかんしゃトーマス』はイギリス制作ですが、このパウ・パトロールはカナダ・アメリカ制作なんです。

ただし、幼児向けとは言えネイティブ対象のアニメですので、英語のスピードは結構速いですし、学習者にとっては比較的レベルの高い英単語も出てきます。

保護者の方ももし英語を学んでいらっしゃるのであれば、一緒にリスニング練習ができるくらいのレベルです。

ですので、英語だけで見続けて状況から単語やフレーズの意味を推測していくというのは、かなり難しいと思います。

そこでおすすめなのは、同じストーリーを英語と日本語、両方で鑑賞することです。それも何度も!1回ですべてを把握することは難しいですし、ストーリーを追いかけている時には、そこで使われている英語にまで意識がいくことはなかなかないでしょうしね。

甥っ子の場合も、暗唱してしまうくらい何度も見ているうちに、状況と言葉を結び付けていったり、日本語で見た時のセリフと結び付けたりしていくようで、だんだん「こういう時には、英語で~って言うんだよ。」と教えてくれるようになりました。"That was close!"なんかも、フレーズとして覚えたようです。

また、パウパトのおもちゃで遊んでいるときに、ストーリーを再現しているようで、英語の長いセリフをごにょごにょつぶやいていることがあります。夜寝る前に布団を被って、"I can't see!”と言っていることも。

覚えた単語やフレーズを口にした時に褒めることで、自信を持って披露してくれるようになりますよ。

パウ・パトロールを日英両方で鑑賞するときの注意点

手軽に英語に触れることができる『パウ・パトロール』ですが、日英両方で見せる時の注意点があります。それは、主人公の男の子の名前がオリジナルと日本語版で違うことです。元のアニメでは、Ryderという少年なのですが、日本語版ではケントになっているんですよね。

日本語と英語で音は違うけれど同じ物やことを表しているようだ、といったことが自然と分かってくる段階で、制作上の都合による登場人物の名前の違いについて、納得してもらえる説明をすることが難しいんです。

何と説明すればよかったのか、未だに分かりません…。

英語アニメ視聴の効果

さて、英語アニメを視聴する効果ですが、あくまで”英語への入り口”と捉えていただくのが良いと思います。当たり前のことではありますが、アニメを見せているだけで、英語が話せるようになることはありません。話せるようにするためには、子どもであってもインタラクティブに学ぶ必要があります。

ただ、日本語以外の言葉があるということを自然と受け止めることができ、アニメと一緒に英語にも興味を持ってくれる可能性があります。また、耳が慣れていくうちに、少しずつ拾える単語やフレーズが出てきます。抵抗感少なく音をそのまま真似るので、発音もきれいです。

言い間違いや意味の取り間違いもありますので、大人がさりげなく修正する必要もありますが、アニメ鑑賞をきっかけに、語学番組を見始めたり、英会話レッスンを受けるようになったりと、英語の世界が広がっていく可能性があります。

まず英語に興味を持ってもらうことが難しいので、『パウ・パトロール』がそのきっかけになればラッキーですよね。

英語版鑑賞拒否が始まったときに

子どもの柔軟さをもってしても、英語という意味の理解できない言語でアニメを見続けることにストレスを感じることは多々あります。英語嫌いになってしまうことは避けたいので無理強いは禁物ですが、試行錯誤してきて見つけた方法が2つあります。

  1. 英語版なら長時間見ても良いというルールにすること
  2. 英語版しか見られない環境を作ること

です。

際限なくテレビを見ることのないように時間制限等を設けている保護者の方も多いかと思いますが、「英語ならもう1本見てもいいよ」という誘いには乗ってくれることがあります。それを機に、英語版も見る習慣が復活することも。

さらに、ドライブ中などに子供用の動画を流すという場面もあるかと思います。そんな時に、”英語でしか見られないツール”を用意するのも有効です。「車の中で見られるパウパトは英語しかないよ。」と説明すれば、受け入れてくれる可能性があります。テレビの録画や配信サービスなどは、日本語でも見られるはずとバレてしまいますが、海外版のDVDであれば日本語が収録されていないので、”英語でしか見られない”ということに納得してもらえました。

ただし、海外のDVDはリージョンが違いますので、日本のDVDプレーヤーでは再生できません。下記の記事でご紹介しているようなリージョンフリーのプレーヤーが必要です。

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英語版で見ることを拒否するにはその子なりの理由があるはずです。これらはあくまで無理のない範囲で試してみてくださいね。

『パウ・パトロール』でさらに英語に親しむ

『パウ・パトロール』を通して自然に英語に触れることができるようになってきたら、英語の世界にもっと親しみを深めていきたいですよね。

世界中で人気のパウパトには、そのために使える関連商品がたくさんあるんです!

絵本

文字で英語を学ぶ第一歩としておすすめなのはフォニックスの絵本です。アニメで覚えた英語の発音と文字の関係を、パウパトのキャラクターたちを通して知ることができますよ。

音声付き絵本

紙の本で英語に触れてもらおうとした時に困るのが、”英語のできる保護者のサポートが必要である”ということです。幼児向けの絵本であれば高度な英語力は必要ないものの、せっかくアニメでリアルな英語に触れ続けているのに、日本語英語を聞かせたくないと抵抗感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

そんなときにおすすめなのは、音声付きの絵本です。フォニックスよりぐっとレベルが上がって、ストーリーのある絵本ですが、読み上げ音声が収録されているので、気軽に取り入れられるんです。

以下の本は、右のボタンを押すと各ページの音声が流れる仕掛けになっています。ボタンのマークがページに載っているので、慣れればお子さんだけでも楽しめますよ。

まとめ

本日は世界中で愛されている可愛いアニメ、『パウ・パトロール』をおうち英語に取り入れる方法をご紹介いたしました。

これだけで英語が劇的にできるようになるわけではありませんが、英語の世界がぐっと身近になる強力なコンテンツなんです。無料ですぐに始められるし、もしもお子さんがアニメを気に入ればラッキー!そのくらいの気持ちで気軽に取り組めるのが、テレビで放送されているアニメの良いところですよね。

おうち英語のツールの一つにぜひ取り入れてみてください!

 

Today's proverb

Every dog has its day. : どんな犬にも最盛期がある

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