こんにちは。
以前の投稿にも書いた通り、このブログ、長らくGoogleアドセンスの審査に苦戦していました。先輩ブロガーさんたちのブログ記事を読み漁り、ありとあらゆることを試した結果、ついに、2019年4月25日にダイエットブログ(Blogger )が審査通過。翌26日にこの英語ブログ(はてなブログ)もGoogleアドセンスに承認されました!
最初にこのブログを申請したのが2018年12月22日ですから、4ヶ月もアドセンス対策に費やしたことになります。その間に受け取った不合格は19回。不承認理由は全て、”価値の低い広告枠(複製されたコンテンツ)”でした。本当に長い長い闘いでした。
Googleアドセンスの審査基準に関しては、曖昧なものも多く、さまざまな情報が飛び交っています。わたしの審査通過の決め手に関しても確信はありませんが、合格までに試してきたアドセンス審査対策法をまとめてみました。
特にはてなブログとBloggerユーザーは要チェックの対策法が盛りだくさんです。アドセンス審査に悩んでいる方の助けになれば嬉しいです。
- Googleアドセンス通過までの経緯
- ブログ開設から審査通過までのタイムライン
- アドセンスへの申請方法
- アドセンス審査申請時と通過時のブログ比較
- 審査に通過するために行った具体策
- はてなブログのみに必要な対策
- Bloggerのみに必要な対策
- 審査結果が遅いときに試したこと
- まとめ
- お世話になった方々の合格体験記
Googleアドセンス通過までの経緯
ブロガーやユーチューバーでない方には耳慣れない言葉かと思いますが、Google AdSenseは、自分のサイトに広告を載せて収益を得られるGoogleのシステムです。ブログで報酬を得る手段の1つにこのアドセンスがあり、ブロガーの登竜門的な存在になっています。
2018年10月にはてなブログで開設したこの英語ブログ。「最初は無料で始めて、続けられそうならアドセンスに挑戦するためにPro化しよう。」そう思って、開設から2ヶ月半ほど経った12月21日にはてなブログPro(2年)の契約をし、翌22日にGoogleアドセンスに初申請しました。
2週間ほど待って届いたのは不合格通知。不合格理由は、”価値の低い広告枠(複製されたコンテンツ)”とのことでした。不合格のショックはありましたが、この時はまだ、「いやいや、コピペ記事じゃないし、何かの間違いでしょ」と軽く考えていました。
完全にGoogleアドセンスをナメていました…。
しかしそこから長い長い闘いが始まりました。心当たりを修正しては申請、同じ理由で不合格。それが19回も続きました。途中は半ばヤケクソで再申請を繰り返していました。
「あなた(のブログ)は(広告を掲載する場所としての)価値が低いです」と何度も言われ続けると、心が擦り減ります。()の中を忘れ、自分自身が否定されている気分になりました。Twitterを介して出会った方々から助言をいただいたり、お互いに励ましあったりしたことで、なんとか4ヶ月間めげずに挑戦し続けていました。
ちなみに英語では、”Valuable inventory:Scraped content”となっています。”(承認の条件が)価値のある広告枠:かき集めたコンテンツ”といったところでしょうか。日本語訳エグすぎる…。
初申請から3ヶ月が経った頃、打開策と気分転換を求めて、ダイエットブログを始めました。複製されたコンテンツを脱出するには、主観的に書いた方がいいという声が聞かれたので、それなら現在進行形で取り組んでいるダイエットの様子を、リアルタイムで、主観的に伝えていこうと。そのブログがこちらです。
2010年5月に開設し、3年ほど気まぐれに続けて放置していた雑記ブログがBloggerにありました。「Bloggerはアドセンスと同じくGoogleのサービスだし、運営期間も長いから、これをリニューアルすれば審査もスムーズなんじゃない?」と、またもナメたことを考えていたのです。Bloggerなら無料ブログでもアドセンスに申請可能ですしね。
5記事ほど作成したところで、満を持して申請したものの音沙汰なし。問い合わせをしたり、フィードバックを送ったりしてもなしのつぶて。不合格でもいいから、何か連絡が欲しい…。メールの着信通知が来るたびにソワソワしていましたが、申請から1ヶ月が経ってようやく合格通知が届きました。無事1発合格でした。
めちゃくちゃ嬉しかったです!
そしてその日のうちに、この英語ブログを追加申請したら、翌日に承認の通知が届きました。19回も落とされたのが何だったのかと思うくらい、あっけない幕切れでした。
本当に長く暗い道のりでした。その間にも、同様に審査に苦しんでいたはてなブログユーザーの方が、ワードプレスに移行したら承認されたというツイートをいくつも見かけ、サイト移行の誘惑に負けそうになったこともあります。
また、アドセンス対策でリライトしているうちに、AmazonアソシエイトではてなブログPro契約料2年分くらいの収益が得られたので、いっそアドセンスを諦めようかと思ったことも。
でも、諦めなくて本当に良かった!はてなブログでも合格できました!!
ブログ開設から審査通過までのタイムライン
ここまでのタイムラインをまとめてみました。
2010年5月
- bloggerで雑記ブログ開設
2013年頃
- bloggerブログ更新停止
2018年10月
- はてなブログを無料版で開設(10/8)
- はてなブログAmazonアソシエイト審査承認(10/17)
2018年12月
- 独自ドメイン取得、はてなブログpro化(12/21)
- はてなブログGoogleアドセンス初申請(12/22)
- はてなブログAmazonアソシエイト独自ドメインへの変更申請・承認(12/22)
2019年1月
- 初の不合格通知【価値の低い広告枠(複製)】(1/4)
その後、以下のペースで不合格通知
1/5,6,11,16
2/8,14,16,18,22,23,25
3/6,7,10,17,18,20,25
理由はどれも【価値の低い広告枠(複製)】
2月頃からたまに、【サイトの停止または利用不可】も不合格理由に追加される
2019年3月
- bloggerブログをダイエットブログとしてリニューアル(3/20)
- はてなブログで審査に使っていたアドセンスアカウントをキャンセル(3/26)
- bloggerの収益ページから新規アドセンスアカウントでGoogleアドセンス初申請(3/26)
2019年4月
- bloggerブログAmazonアソシエイト審査承認(4/10)
- bloggerブログGoogleアドセンス審査承認(4/25)
- はてなブログアドセンス追加申請(4/25)
- はてなブログアドセンス追加審査承認(4/26)
アドセンスへの申請方法
はてなブログとBloggerで、アドセンスの審査申請方法が異なります。それぞれに注意点があるので、簡単に書き記しておきたいと思います。
はてなブログ
はてなブログの場合は、Googleアドセンスアカウントを作成して申請します。やり方の詳細や注意点などは、はてなブログ公式のこの記事を熟読することをおすすめします。
わたしは申請後にこのページの存在を知りました…。
はてなブログproで独自ドメインを使用する場合は、サブドメインしか登録できません。しかし、初回のGoogleアドセンス申請は、トップレベルドメイン、もしくはwwwのサブドメインでないと申請できない仕様になっています。これからはてなブログで独自ドメインの使用を始めようとしている方は、必ずサブドメインをwwwで登録してください。また、2019年4月現在、アドセンス審査にはwwwなしからありへの転送設定が必要な可能性が濃厚です。詳細は後述します。
Blogger
GoogleのブログサービスであるBloggerは、アドセンス申請の方法が特殊です。
Bloggerの収益タブから申請する方法(旧ホスト型アカウント)
Bloggerのブログ編集ページ→収益タブから簡単にアドセンス審査にアクセスできます。この方法であれば、独自ドメインを使用していなくてもGoogleアドセンスに申請可能です。というか、独自ドメインでない場合は、この方法でしか申請できません。
2019年4月現在、他の無料ブログ(独自ドメインなし)ではアドセンス審査に新規申請することができませんので、Bloggerはユーザーは恵まれていると思います。
しかし、ブログ開設後すぐには申請できません。利用開始当初は、Bloggerの収益タブには”AdSenseの利用条件”というリンクが表示されています。これをクリックしてもAdSense申請画面にはたどり着けません。Adsenseに関する情報ページに飛び、結局Bloggerに戻ってくるという無限ループにはまります。
一定の条件に達すると”Adsenseに登録”というオレンジのボタンが現れるので、晴れて申請ができるようになります。
この”Adsenseに登録”が現れる条件として、運営期間に加え、投稿数や文字数なども考慮されています。というのも、開設から8年以上経っていたわたしのブログには、当初”Adsenseに登録”ボタンが表示されていたのですが、過去の投稿を全て下書きに戻してリニューアルした時点で”Adsenseの利用条件”に逆戻りしました。そこから新しく1,000~2,000字の記事を5つほど投稿した時に、再び”Adsenseに登録”ボタンが現れたからです。
リニューアルから6日目のことでした。
それはさておき、”Adsenseに登録”ボタンをクリックした後は、指示に従ってGoogleアドセンスアカウントを作成すれば申請完了です。
*以前は、この方法で取得するアドセンスアカウントは、”ホスト型アカウント”と呼ばれ、一部機能が制限されていました。というのも、2019年秋頃までは、一つのサイトでアドセンスの承認が下りれば、審査なしで他のサイトにも広告が貼れていました。BloggerとYoutubeのホスト型アカウントは、申請したサイトのみにしか広告が貼れないようになっていたのです。しかし、仕様変更によってサイトごとに審査が必要になったため、ホスト型・非ホスト型の違いはなくなったようです。
通常の審査を受ける方法(旧非ホスト型アカウント)
Bloggerは無料のブログサービスですが、独自ドメインが使えます。独自ドメインでBloggerブログを使用されている方は、収益タブからではなく、他のブログサービスと同様の手順で申請が可能です。
ホスト型・非ホスト型の区別がなくなった現在は、どちらの方法で申請しても違いはないと思われます。
アドセンス審査申請時と通過時のブログ比較
参考に、アドセンスの審査に申請した時と、承認が下りた時のブログの状態をまとめました。
申請時
はてなブログ
- 投稿数:70記事
- 運営期間:2.5ヶ月(独自ドメインに変更して1日)
- プロフィール、プライバシーポリシー、お問い合わせフォーム設置済
- Amazonアソシエイトリンクあり
- アフィリエイトリンクあり
- ブログランキング登録あり
Blogger
- 投稿数:5記事(下書きに古い30記事程度)
- 運営期間:8年(リニューアルからおよそ1週間)
- プロフィール、プライバシーポリシー、お問い合わせフォーム設置済
- Amazonアソシエイトリンクなし
- アフィリエイトリンクなし
- ブログランキング登録なし
審査通過時
はてなブログ
- 投稿数:16記事(70→9記事に減らしてリライト、7記事追加)
- 運営期間:6.5ヶ月(独自ドメインに変更して4ヶ月)
- プロフィール、プライバシーポリシー、お問い合わせフォーム設置済
- Amazonアソシエイトリンクあり
- アフィリエイトリンクあり
- ブログランキング登録なし(退会)
Blogger
- 投稿数:17記事(下書きに戻していた古い記事は削除)
- 運営期間:8年(リニューアルからおよそ1ヶ月と1週間)
- プロフィール、プライバシーポリシー、お問い合わせフォーム設置済
- Amazonアソシエイトリンクなし
- アフィリエイトリンクなし
- ブログランキング登録なし
審査に通過するために行った具体策
Googleアドセンスの審査の過程や基準の詳細は公表されていません。以下のようなアドセンスヘルプページから読み取るしかないのです。
わたしも何度か頑張って読もうとしましたが、ブログ初心者には難しいことがいっぱい書かれていて、「一体何をすればいいの!?」という気持ちででいっぱいになりました。
しかし、世の中にはこのブログのような”Googleアドセンス合格体験記”が無数にあります。具体的にどんなことを試したのか、皆さん詳細に書かれているので、非常に勉強になりました。
但し、ブログの内容や運営状況はそれぞれ異なるため、同じ理由で不承認になっていても、何がきっかけで承認されるのかは分かりません。また、アドセンスの審査基準は年々変化しているので、古い情報は当てになりません。
初申請から承認されるまでの4ヶ月間、藁にもすがる思いでありとあらゆることを試してきました。今までたくさんの方に助けていただいた分、今度は少しでも皆さんのお役に立てたらと思い、以下にまとめました。アドセンス審査で苦戦している方の参考になれば嬉しいです。
ただし、効果があったのか不明なものもありますし、中にはブログのアクセス数が激減してしまうような対策もあります。審査には逆効果だったものもあるかもしれません。現在申請中で、以下の方法を試してみたいという方は、申し訳ありませんが自己責任でお願いします。
最低限の装備を整える
Googleアドセンスの審査に通過するためには、
- プロフィール(このブログについて)
- プライバシーポリシー
- お問い合わせ先
の記載が必須だと言われています。わたしは3つとも申請の段階で設置していました。
中にはこれらがなくても承認されたという方もいらっしゃいますが、そんなに手間の掛かることではありませんし、今後長くブログを運営していく予定であれば、用意して損のない項目だと思います。難しそうなイメージのあるプライバシーポリシーですが、”コピペOK”として紹介してくださっているサイトの物をお借りし、自分のブログに合わせて編集すると簡単に作れます。
このプライバシーポリシーのコピペによって、”価値の低い広告枠(複製されたコンテンツ)”と判定されるという説があり、わたしも一時pdfにしてみましたが、残念ながら合格には繋がりませんでした。最終的に承認された時には普通のテキストに戻していましたし、bloggerの方のプライバシーポリシーも、ほぼコピペのテキストデータで大丈夫でした。
プロフィールに関しては、運営者の情報だけでなく、ブログの方向性も伝わるように心がけて書きました。
このブログのお問い合わせは、Googleフォームを利用しています。Bloggerの方は、無料のテーマにデフォルトで用意されているお問い合わせフォームを、そのまま利用しました。
この3つは最低限揃えておきましょう。
類似記事はまとめる
似たような話をしていたり、複数にまたがっている記事もまた、”複製”とみなされると言われています。
この英語ブログを初めて申請に出したころ、3投稿にまたがった自己紹介記事がありました。3つに分けておく意味は特になかったので、一つの投稿にまとめました。
また、別の切り口で書いたつもりが結論が似てしまった記事がいくつかあったので、これもまた一つにまとめました。
すぐに承認に至りませんでしたが、ブログの質の向上には繋がったので、やって良かったと思っています。
自信のない記事をリライト、または下書きに戻す
”価値の低い広告枠(複製されたコンテンツ)”という判定は、単純にコピー記事であるかどうかだけではなく、独自の情報を提供しているサイトであるかどうかが評価されていると言われています。ですから、オリジナリティを高めることが重要です。ありふれたサイトに広告を設置する価値はありませんからね。
そのため、
- 特化ブログにする
- 体験談を盛り込む
の2点を念頭において、ブログの再構築をしました。
このブログは英語ブログではあるものの、英語に関わることを広く発信していたので、英語の勉強法に絞り込み、その他の記事は下書きに戻しました。
また、自身の体験を主観的に書くように意識しました。ただし、主観だけでバックアップのない記事になるのも良くないという指摘をいただいたので、客観的な情報とのバランスにも気を付けていました。
さらに、全ての記事をリライトするには相当な時間を要するため、記事の絞り込みをしました。ありふれた情報と判定されそうな記事など、自信のない記事は根こそぎ下書きに戻したので、70記事→9記事にまで減っていました。
わたしのリライトが足りなかったのか、これもまた、審査通過には直接つながりませんでした。しかし、記事を減らしたことで、不合格の原因追及や対策がしやすくなりました。
おまけの話ですが、記事の絞り込みによって昔の投稿が再び脚光を浴び、連続ではてなブックマークやSmartNewsに掲載していただくことができました。その結果、初めてのバズも経験することができました!
これがアドセンス通過後だったら…という気持ちにもなりましたが、少なくとも、読者の方にとっては価値の低いブログではないという自信をいただきました。
Googleの検索結果を正規化する(サーチコンソール)
アドセンス対策としてだけでなく、ブログを運営していく上で、Google Serch Console(通称サチコ)の活用は欠かせません。特に、Googleの検索結果に必要な投稿だけが載るようにする必要があります。
サーチコンソールを利用していない方は、今すぐ登録を!
インデックス登録のリクエスト
公開している投稿を漏れなく検索結果に表示させるために、サーチコンソールのURL検査から、インデックス登録をリクエストします。また、リライトでタイトルやURLが変わった場合もこの手順が必要です。
旧サーチコンソールで、Fech as Googleと呼ばれていた作業です。
また、検索結果に表示されている場合も、アドセンス審査対策でリライトした投稿は、上記の方法でインデックス登録し直しました。
放っておいても、いつかは自動的にクロールされて検索結果に反映されるのですが、審査待ちの状態でそんなに悠長に構えていられません。また、アクセス数の少ないサイトの場合、自動的にクロールされるまでに相当の時間がかかると思います。
現在Googleの検索結果にどのように掲載されているかを確かめたい場合は、ブログのURLの前にsite:を付けて検索してみてください。
URL削除
逆に、不要なページがインデックスされている場合があります。
- プロフィール
- プライバシーポリシー
- カテゴリーページ
- アーカイブページ
などです。これらは、SEO対策(Googleからのサイト評価を上げる対策)的にも良くないと言われています。また、下書きに戻した記事もすぐに検索結果から消えるわけではありません。
そこで、サーチコンソールのURLの削除から、不要なものをひとつひとつ削除しました。
*2019年4月現在、この機能は新しいサーチコンソールに移植されていません。そのため、サーチコンソールのメニューの”以前のバージョンに戻す”から、旧バージョンに入り、GoogleインデックスのURLの削除を利用してください。
このURLの削除は一時的(3ヶ月)ですし、一定期間内はボタン一つで再登録できるので、Googleのキャッシュはしばらく消えないようです。アドセンス承認後、下書きに戻した記事を再投稿した後は、削除依頼したURLをキャンセルすれば元に戻せます。
サーチコンソールを使いこなすのって難しいですね。
古いコンテンツの削除
Googleにキャッシュが残っていることで審査に悪影響を及ぼしていた場合、上記のURL削除だけで対策が十分なのか不安でした。
そのため、古いコンテンツの削除リクエストからも、不要なページを一つ一つリクエストしていきました。こちらのツールは上記のURL削除と異なり、公開されていないコンテンツのみがインデックスから削除されます。下書きに戻した記事のキャッシュも確実に消したかったため、このツールも使用しました。
但し、これらのツールを使うと検索順位がリセットされてしまうかもしれません。そのため、これまで大事に育ててきたブログのアクセス数に大きく影響する可能性があります。
短期的にはデメリットもありますが、この先の長いブログ運営を考えて、イチからブログを作り直すつもりで試しました。
サイトマップ登録
サイトマップは、Google botがサイトをクロールしやすくするための地図のようなものです。はてなブログもBloggerも、ブログのURL+/sitemap.xmlで自動的に作成されています。
これをサーチコンソールに登録する必要があるのですが、ここで疑問が生まれました。はてなブログのサイトマップの読み込み頻度が極端に低いのです。Bloggerはほぼ毎日、少なくとも2日おきには読み込まれていますし、手動でリクエストすればすぐに更新されます。しかし、はてなブログの方は下手すると数週間読み込まれていません。手動で送信し直しても同様です。
以下のサイトにも、そのことが書かれていました。
stressfree-fulfilling-solo.hatenablog.com
少しでも読み込み頻度を上げたいと思い、上記サイトの情報に加え、ネット上で「これがはてなブログのサイトマップだ!」と書かれていたものは全て登録しました。私が現在登録しているサイトマップは以下になります。中には無駄なものも含まれていると思いますが、参考にどうぞ。
はてなブログ
- /sitemap.xml (サイトマップ インデックス)
- /sitemap_index.xml (サイトマップ インデックス)
- /sitemap_page.xml (サイトマップ)
- /sitemap.xml?page=1 (サイトマップ)
- /feed (Atom)
- /rss (RSS)
Blogger
- /sitemap.xml (サイトマップ)
- /feeds/posts/default (Atom)
はてなブログのサイトマップはGoogleと相性が悪いのでしょうか?
インデックス不要なページにnoindexを設定
上記のサーチコンソールの活用に加え、不要なページは端からインデックスされないように設定しました。サーチコンソールのURL削除機能は一時的な対応であるため、一定の期間が経ったページが、まるでゾンビのように蘇ってきます。
審査対策としてだけでなく、この先のブログ運営のためにも設定しておくのが得策だと思います。
はてなブログ
はてなブログには個別にnoindexを設定する機能がありません。
そこで、以下のサイトを参考に、
- カテゴリーページ
- プロフィールページ
- プライバシーポリシー
- HTMLサイトマップ
- 下書きに戻した投稿
にそれぞれnoindexを追加しました。
Blogger
Bloggerの設定→検索設定→独自のrobots ヘッダータグで、”ページをアーカイブ、検索”の項目をnoindexに設定します。固定ページもnoindex設定したい場合は、それぞれのページの編集画面の”独自のロボットタグ”から、noindexを設定してください。
わたしは、こちらのサイトを参考にnoindex設定しました。
アドセンス承認後、下書きに戻した投稿を再投稿する際は、noindexの削除をお忘れなく!
ユーザビリティの向上
アドセスの審査には、読者の目線で読みやすいサイトにすることも大切だと言われています。
グローバルメニューの設置
グローバルメニューは、各カテゴリーへのリンクをブログ上部もしくは下部に表示することで、ユーザーの回遊率を上げるツールです。このブログにのみ設定しました。
スクロールで消えてしまうものではなく、PCでは上部、スマホでは下部に固定し続けたかったため、こちらのサイトを参考にさせていただきました。
アドセンスの審査に影響したかどうかは不明ですが、ユーザビリティも上がったと思うので、設定してよかったと思います。
文字サイズ変更
申請当初、はてなブログのテーマをMinimalismにしていました。(現在はUnderShirtです)。シンプルなデザインで気に入っていたのですが、このテーマは文字サイズが小さいんです。
ある日こちらの記事に出会い、文字サイズを変更しました。
Minimalismのデフォルト文字サイズは、Google推奨のサイズより小さいそうなので、審査に悪影響があるのではないかと考えたのです。
結局すぐに審査通過には繋がりませんでしたが、自分でも読みやすくなったので、変更して良かったと思っています。
HTMLサイトマップ設置
サーチコンソールのところで挙げたXMLサイトマップはGoogle bot向けのサイトマップですが、ブログの訪問者様のためのHTMLサイトマップも作成しました。
というのも、カテゴリー分けだけでは最適な記事を見つけにくいと思ったからです。しかし、投稿数が少ない状態でカテゴリーを増やしすぎるのも良くないはず。
そのため、このようなサイトマップを作成してみました。
残念ながらこのHTMLサイトマップも、すぐにGoogleアドセンス合格には繋がりませんでした。
ただ、被リンクされているページはクロールの頻度が高いという話も見受けられますし、この先投稿が増えていった時に、一覧がないと不便になると思うので、ユーザビリティや回遊率の向上のためにも、余力があるなら作成してみるといいと思います。
ただし、はてなブログにはHTMLサイトマップを自動で作成する機能はありませんので、固定ページとしてサイトマップを作成し、全て手作業で追加しています。少々、というかかなり手間がかかります。しかし、アドセンス対策として投稿数を減らしていたので、サイトマップを作成するチャンスと捉えて作ってみました。
複製とみなされる可能性のあるものを修正
記事やカテゴリーの概要見直し
概要とは、Googleなどの検索結果に表示される説明文です。
はてなブログでは、各記事の概要は、冒頭の部分が自動的に表示される仕様になっています。わたしの場合、各記事冒頭にあいさつを入れているのですが、検索結果に表示されるのは不要と思い、このあいさつは削除しました。まぁ、これはアドセンスの審査には関係なかったと思います。
気になったのはカテゴリーページです。パソコンからであれば、カテゴリーにも概要を設定できるのですが、デフォルトでは空欄になっています。そのままにしておくと、検索結果には、ブログトップと同じ説明文が表示されます。これが複製とみなさてしまうかは分かりませんが、site:で検索してみた際に同じ説明文のページがズラーっと並んでいたので心配になり、それぞれにカテゴリーの説明文を設定しました。
最終的にはnoindex設定で検索結果に表示されないようにしたので、やらなくても良かったと思いますが、気になる方は試してみてください。
他のサイトで使用している写真を一部削除
はてなブログ、Bloggerの両方とも、使用している写真は自分で撮ったオリジナルばかりです。しかし、TwitterやInstagram、Facebookなど、他のSNSでもアップしているものがありました。特に、プロフィールアイコンがTwitterと同じでしたし、Instagramに載せている写真を5枚ほど自己紹介記事に使用していました。
そこで、
- プロフィール写真を変更
- 自己紹介記事の写真は削除して、Instagramへのリンクに置き換え
の2つを試しました。
1の後では不承認理由は変わりませんでしたが、2は最終的に承認された直前に変更したので、もしかしたら意味があったのかもしれません。
ただし、他のSNSで投稿した写真が数枚残っていましたし、そもそも1で変更した後の写真もInstagramに投稿していた写真です。ですので、そこまでシビアに考えなくてもいいと思います。
定型文削除
申請当初このブログでは、ほぼ全ての投稿の最後に、「この投稿が皆さんの英語学習の参考になれば嬉しいです。」という一文を入れていました。もしかしたらこれもサイト内での”複製”とみなされてしまうかもしれないと思い、削除しました。
さらに、記事のタイトルに英語のことわざを入れ、本文中に日本語訳を書くというスタイルをとっていました。これが、価値が低いと判断される原因かもしれないと思い、タイトルからは削除しました。また、本文中に記載しているものには吹き出しデザインを使い、本文から独立して見えるようにしました。
吹き出しの作り方は、以下のサイトを参考にさせていただきました。
結局どちらもすぐに承認には至りませんでしたが、結果的にスッキリしたサイトになったと思います。
コピぺチェック
わたしはコピペはせずにオリジナルで書いている!と思っても、“複製されたコンテンツ”とみなされているからには、同じような文章があるのかもしれません。価値の低い広告枠の脱出にコピペチェックは不要とも言われていますが、念の為、下記のサイトを使ってコピペチェックをしました。
引用部以外は基本的に大丈夫だったのですが、なんと100%一致になっているサイトがありました。とあるコピペサイトに、1つの記事を完コピされてしまっていたのです。こんな弱小ブログがコピーされているなんて盲点でした…。
しかし、これに関してはわたしの力ではどうにもなりません。気になりつつも諦めるしかありませんでした。
それでも最終的にアドセンスに承認されたということは、”複製されたコンテンツ”とみなされる理由はやはり、単純にコピペが原因ということではないんだと思います。
ブログ村、人気ブログランキングをやめる
上のコピペチェックの時にもう一つ気になったのが、ブログ村と人気ブログランキングです。ブログランキングサイトにはブログの冒頭部分がアップされているため、部分的に完全一致扱いになっていました。
登録していても承認されたという方もたくさんいらっしゃいますが、コピーに敏感になっていたわたしは、登録していた記事をランキングサイトから削除しました。さらに、そもそもそんなに活用もできていなかったなぁと思い直し、最終的にはアカウントごと削除してしまいました。
アドセンス関係の設定が落ち着いたら、また始めようかなぁと思っています。
SNSから削除
コピペ絡みでもうひとつ。新しい記事を投稿する際に、TwitterやFacebookでお知らせをしていました。下書きに戻した記事へのリンクもありますし、古い投稿ははてなブログ無料版のURLにリンクが貼られていました。
下書きに戻した記事はリンク切れになっています。はてなブログではリンク切れの場合404エラーが返されるようになっていますが、エラーのある被リンクがあるのは良くないかと思い、ブログへのリンクのあるつぶやきを全て削除しました。
また、独自ドメイン使用前に投稿した記事については、旧URLから新URLにリダイレクトされるよう、はてなブログ側で設定されています。しかし、”複製”という言葉に敏感になっていたわたしは、これもまたつぶやきを削除しました。
Facebookの方は、コメントをいただいていた投稿が多かったため、投稿記事ごと削除してしまうのは躊躇われました。そこで、投稿の設定を一般公開から友人のみへの限定公開に設定変更しました。
手間をかけたものの、残念ながら結果的にこれも承認には直接繋がりませんでした。
アフィリエイト記事の割合を減らす
Twitter経由でアドバイスをくださった方から、以下の記事を紹介していただきました。
アドセンス承認後の注意点について書かれた記事ですが、その中に以下の文言があるのです。
「アフィリエイトしているサイトでは、AdSenseできないのでは?」「アカウントが停止になるのでは?」という質問もよく受けますが、それは都市伝説です。
1カ月ほど前、GoogleのAdSense新規営業チームのかたにお会いしましたが、「特に問題ない」とおっしゃっていましたし、弊社も長くASPを使ったアフィリエイトとAdSenseを併用しています。
しかし、その新規営業チームの方いわく「注意するべき点がある」とのことです。その注意すべき点とは、「アフィリエイトをしているページ、とりわけ商品レビューのような記事がおおむね50%以上になると、アカウントが停止になることがある」ということのようです。
アカウントが停止になる可能性のある状態で、そもそも審査に通るわけがありません。
このブログは英語学習法を紹介しているため、教材のレビューがたくさんあります。Amazonアソシエイトの商品リンクやその他アフィリエイトも貼っています。紹介だけで商品のリンクがないのは不親切ですし、体験によるレビューだから問題ないと思っていたのですが、いただいたアドバイスも踏まえ、教材絡みではない体験談の投稿を増やすように心がけました。
最終的に半数近くの投稿にアフィリエイトリンクがある状態で承認されたので、全部を削除する必要はないと思います。
申請期間をあける
不承認から次の申請までには2週間あけた方がいいという説があります。これについては、即日再申請しても承認されたという方がたくさんいらっしゃいますし、絶対的なルールではないと思います。
しかし、少し修正→すぐに再申請を繰り返していた頃、たった数時間で不承認通知が届くことが続きました。これについては、機械的に不承認にされていた可能性があると思います。
また、はてなブログユーザーの方には”価値の低い広告枠(複製されたコンテンツ)”に苦戦している方が数多くいらっしゃいます。これに関して、無料版からproへの移行がスムーズに行われていない可能性を疑っています。pro化した時に記事数が多い場合は特に、移行に時間がかかるはずです。
わたしも独自ドメインに移行した際、サーチコンソールのアドレス変更ツールを使用して、旧URLから新URLへの変更手続きを行っていました。しかし、Googleにより旧ページが正規ページとして選択されているページがなかなか減っていきませんでした。
そのため、申請期間をあけることで、自然と不承認の原因が解決する場合があると思います。
このブログが承認された際、Bloggerの方の結果待ちに1ヶ月を要したため、結果的に申請期間を1ヶ月あけたことになります。それが合格に繋がったのかもしれません。
時間を空けるのって結構しんどいですよね。わたしはブログのデザイン変更などで気分転換していました。
アクセス数を増やす
はてなブログの方は開設から数ヶ月経っていたため、毎日50~150程度のアクセス数がありましたが、Bloggerの方は片手で数えられる程度でした。
アドセンスの審査にアクセス数は関係ないという話も聞かれますが、AdSenseヘルプページに気になる文言を見かけました。
コンテンツが掲載されており、定常的にユーザーがアクセスしているページにコードを設置してください。
このユーザーが、運営者と訪問者のどちらを指しているのか判断がつかなかったのですが、訪問者である場合は、一定のアクセス数が必要であるということです。
ある程度記事を投稿してからと思い、BloggerのダイエットブログはSNSなどで全く宣伝していなかったのですが、アクセス数が少なすぎるのは悪影響があるかもしれないと思いました。そこでSNSにも公開し、アクセス数を増やすよう努力を始めました。
アクセス数が極端に少なかったことは、Bloggerの審査待ちの期間が長かった理由の一つになっていたかもしれません。
アドセンスアカウントを変える
「アドセンスの審査結果がなかなか来ない時に、審査をキャンセルしてアカウントを変えたらすぐに審査結果が来た!」という方も多いですが、トラブルが発生する可能性もあります。よほどのことがない限りやらない方がいいと思います。
しかし私の場合、アカウントをキャンセルせざるを得ませんでした。はてなブログでなかなか審査に通過できず、Bloggerの審査に切り換えたかったのですが、はてなブログの審査をキャンセルしなくては切り換えられなかったのです。
本来であれば、再申請の際に”別のサイトでAdSenseを使用する”を選択して、別サイトを審査に出すことができます。しかし、この方法で登録できる別のサイトは、独自ドメインのものに限ります。Bloggerのアドレスを使用している場合は、Blogger経由でないとアドセンスに申請できません。従って、同じアカウントのまま審査対象のサイトを変更できなかったのです。仕方がなく、はてなブログの審査はキャンセルしました。
また、アカウントキャンセル後2週間ほどは、アカウントとサイトの紐づけが残ってしまうそうです。ですので、別のGoogleアカウントで新しくAdSenseアカウントを開設し、Bloggerの方のブログを登録しました。
審査に19回落ち続けていたこのブログも、最終的にこの新しいAdSenseアカウントに追加申請して審査に通った為、アカウントの変更が連続不承認の脱出に一役買ったのかもしれません。
アカウントのキャンセルは大きなトラブルに繋がることもあるので慎重に行ってください!
アカウントがキャンセルできない場合
審査のキャンセルは、アカウント→設定→アカウント情報の”アカウントの利用を停止する”から行うのですが、このアカウントの部分がグレーアウトされてキャンセルできないことがあります。その場合は、再申請の際に”別のサイトでAdsenseを使用する”を選択し、審査中のサイトのURLを入力するとグレーアウトが解除され、キャンセルができました。
審査用ブログを作る
2018年秋からサイトの追加には審査が必要になったので、審査用のブログを作って審査に通らないサイトにも広告を貼るという裏技は使えなくなりました。
しかし、2つ目以降のサイトの審査は甘いという説があります。わたしも、連続不合格から大きな変更をしていないにも関わらず、すんなり追加承認が下りたので、あり得ると思います。
労力はかかりますが、何をしても審査に通過できないという方は、審査用に別のサイトを作るというのも手だと思います。アドセンス合格に向けて対策している間に様々な知識が身についているはずなので、最初からアドセンス審査通過を目指したサイトを作れば、合格できる可能性はかなり高いはずです。
別のブログを始めてみるのは、いい気分転換になりますよ。
はてなブログのみに必要な対策
ここからは、はてなブログのみに使える対策をご紹介します。
wwwリダイレクト
2019年の2月頃から、はてなブログの不承認理由に”サイトの停止または利用不可”が加わることがありました。もちろん普通にサイトは表示されるので、サイトが停止しているとは思えません。また、特に対策しなくても不承認理由から外れることがあったため、アドセンスとはてなブログの相性が悪いのだと思います。
そもそも、アドセンスの審査には、トップレベルドメインでなくてはいけません。唯一許されているサブドメインがwwwです。どうやら、そのサブドメインの使用が原因にあるようなのです。
タイミングが良ければ、放っておいても問題ないかもしれませんが、wwwなしのURLからwwwありへのリダイレクト設定をすることで、根本的に解決できます。
リダイレクトは、独自ドメインを取得したサービスによって異なります。
お名前.com
お名前.comには転送サービスがあり、非常に簡単に転送できるそうです。参考になりそうなサイトを貼っておきますね。
*2019年7月から、有料サービスになったようです。
ムームードメイン
ムームードメインには転送サービスがありません。わたしはムームードメインで独自ドメインを取得したので、どうしたらいいのかかなり悩みました。今となっては対処方法を解説しているサイトがいくつかありますが、当時はほとんどなかったのです。
ムームードメインを利用している場合の選択肢は以下の二つになります。
①お名前.comにドメインを移管する
ドメインを取得してから一定期間経っていれば、ドメインの移管が可能です。移管費用は掛かりますが、上記の通りお名前.com に移管すれば転送設定は簡単です。(但し有料です)
②サーバーを借りて転送設定をする
ムームードメインに拘りたい方、別サイトなどで既にサーバーを借りている方、今後サーバーを借りる予定のある方などは、こちらの方法になります。所有するサーバーに転送用のファイルを置いておく方法です。
わたしは、
- ムームードメイン
はWHOIS代行が無料(お名前.comは有料)
- いつかWordPressに移行するか別ブログを作ってみたい
といった理由から、ロリポップ! でサーバーを借りることにしました。初期費用はかかりますが、ひと月100円のプランがあるので、維持費としてはまぁまぁかと。転送設定は、以下のサイトを参考にさせていただきました。
これから独自ドメインを取得する方は、お名前.com が無難かもしれません。
転送設定してすぐ審査に出してしまうと、”サイトの停止または利用不可”が消えません。焦らず数日おいてから申請することをお勧めします!
サーチコンソールでアドレス変更
無料版ではてなブログを始めて、アドセンス申請のために途中でProに変更した方は、ブログのURLが独自ドメインに変更されていると思います。はてなブログの方でリダイレクト設定がかかるので、サイトの訪問者には問題ありません。しかし、GoogleにURL変更を伝えないと移転には気付いてもらえません。
そこで、サーチコンソールのアドレス変更ツールを使用します。公式のヘルプページによると、このアドレス変更ツールを使用することで、以下の効果が得られるそうです。
サイトを新しいドメインまたはサブドメインに移転した場合は、Search Console のアドレス変更ツールを使用してください。アドレスの変更通知を利用すると、現在の Google 検索の掲載順位への影響を最小限に抑えながら、新しいアドレスの新しい URL をインデックスに登録するために必要な Google での移行プロセスを管理できます。
サイトを新しいドメインまたはサブドメインに移転した場合は、Search Console のアドレス変更ツールを使用してください。アドレスの変更通知を利用すると、現在の Google 検索の掲載順位への影響を最小限に抑えながら、新しいアドレスの新しい URL をインデックスに登録するために必要な Google での移行プロセスを管理できます。
アドレス変更のリクエスト手順は以下のサイトに書かれています。まだ申請していない方はぜひ使ってみてください。
ただし、完全に移行するまでには長い期間が必要なようです。
旧はてなURLをインデックスから削除
既に投稿している記事の数が多い場合は、上記アドレス変更ツールを使っても、なかなか移行が進みません。旧URLが正規ページとしてGoogleに選択された状態が続きます。
何とか移行を早く進めたかったわたしは、はてなブログのURLごとインデックスから削除しました。URLの削除で、旧はてなブログのメインURLを指定し、”キャッシュを削除し、次で始まるすべてのURLを一時的に非表示にする”で一括削除しました。
数日後、新しいURLが選択されたページは一気に増えました。しかし、すべてが移行できたわけではありませんし、移行できていないページは検索結果に表示されなくなるので、検索からのアクセス数が激減してしまいます。
「もう他に手がない!」という時の最終手段と捉えていただいた方が良いと思います。
無料版の時の投稿を下書きに戻す
こちらも、無料の時のURLから独自ドメインへの移行がうまくいっていない可能性に対する対策です。サーチコンソールで、はてなのURLが正規ページに選ばれている投稿を下書きに戻し、Pro化してからの記事の比率を高めました。
審査通過時の16記事のうち、14記事が独自ドメインになってからの投稿(リライトしてURLごと変更した記事を含む)です。残り2記事も、アドセンス申請中に再び注目されてはてブ入りしたからか、Googleには独自URLの方が正規ページとして選択されていました。
サーチコンソールのアドレス変更ツールを使って移行手続きしていましたし、はてなブログの方で404リダイレクトがかかっているので、理論上問題ないはずですが、念には念をと思い行った対策です。
今からはてなブログを始める方は、最初から”はてなブログPro”で開設することを強くお薦めします!
AboutページとProfileページ
はてなブログには、デフォルトでAboutページというプロフィールページが存在します。サイドバーのはてなブログIDをクリックすると表示されるブログの紹介ページです。
アドセンスの審査のために、固定ページとしてプロフィールページを作成していましたが、ここにAboutページとほぼ同じ説明文を記載していました。これもまた”複製”と判断される可能性があるかと思い、作成したプロフィールを削除し、Aboutページを充実させてプロフィールとして使用しました。
Aboutページは自動でできてしまう固定ページのようなものなので、空欄にすると中身のないページが出来上がってしまうことになります。これもまた、審査には良くないと思います。
ブログを始めた時に良く分からず設定しものって、結構コピペの使い回しがあったりしますよね。
カスタムURLは変更しない
ブログ開設当初、ブログタイトルをURLにしていました。しかし、アドセンスに申請してしばらく経った頃、日本語のタイトルのURLはきれいではないことが気になり出しました。長いタイトルの場合、途中で切れてしまいますしね。さらに、SEO対策的にもURLは大切なんだそうです。
そこで、カスタムURLを設定したのですが、はてなスターやはてブがリセットされてしまうことを知り、慌てて元に戻しました。
ところがちゃんと戻せていなかったのです。カスタムURLにブログのタイトルを入れて戻したのですが、","が使われているタイトルの場合、なぜかエンコードされた結果が変わってしまうのです。結果的に、URLを元に戻せない記事が発生してしまいました。
この失敗の結果、Googleから”複製”とみなされる投稿が生まれてしまったのかもしれません。URLの変更がGoogleに認識されるまでには時間がかかりますし、基本的にURLの変更はしない方が得策です。
URL変更の注意点は、以下のサイトを読んでいただければよく分かると思います。
misosuke-toreca.hatenablog.com
面倒でもカスタムURLは最初から設定しましょう。
Bloggerのみに必要な対策
Googleのサービスだから簡単だろうと思っていたBloggerですが、審査結果が届くまでに1ヶ月かかりました。調べてみたら、Bloggerは審査が遅いという情報がありましたし、一発合格だったとはいえ、不安な気持ちで過ごすには長すぎる時間でした。
審査コード貼り付け
1ヶ月待たされた1番の原因はこれだと思います。Blogger経由でアドセンスに登録した場合、審査コードの貼り付けという手順がありません。アドセンスのサイトにも審査コードは表示されないのです。
しかし、申請から4週間が経過したころ、以下のサイトを見つけました。
審査コードを貼り付けたら、すぐに審査結果が届いたというものです。改めて自分のブログのHeadの部分を見てみても、審査コードは見当たりませんでした。Bloggerから申請したので、自動で挿入されているか、審査コードがなくても審査されると思っていたのですが、試してみない手はありません。
しかもアドセンスに登録後、収益ページには”審査中です”という文言が表示されるというサイトもあったのですが、わたしの場合は、申請前と同じ”AdSenseに登録”のボタンが表示されていました。
そこで、以下のコードのpub-のところに、アドセンスのサイト運営者IDを入れ、<head>~</head>の間に挿入しました。
<script async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"></script>
<script>
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({
google_ad_client: "ca-pub-00000000000",
enable_page_level_ads: true
});
</script>
このコードを貼り付け、1記事投稿した2日後、無事審査通過のメールが届きました。Bloggerユーザーの方で、審査に時間がかかりすぎているという方は、是非試してみてください。
また、審査通過後にも、収益ページの表示は変わりませんでした。このままではBloggerのAdSenseガジェットは使用できませんので、”AdSenseに登録”からアドセンスアカウントに紐付けする必要があります。何か他の問題が起きるのではと不安でしたが、無事紐づけされ、ガジェットが使用できるようになりました。
というか、この手続きが必要だったということは、やはりブログとアドセンスの紐づけが上手くいっておらず、そもそも審査されていなかったのではという疑惑が強まりました。
ちなみに、Bloggerの審査を受けたGoogleアドセンスアカウントは、Bloggerを利用しているGoogleアカウントととは別のGoogleアカウントで作ったものです。もしかしたら、これが原因で紐付けに失敗していたのかもしれません。また、アカウントが異なるからといって、不合格になるということはありません。
Bloggerで審査待ちの方は今すぐ審査コードのチェックを!
1ヶ月は待つ
アドセンスのフォーラムに相談したところ、Bloggerの審査には、数週間~数ヶ月かかる方が多いそうです。
また、英語で検索してみたら、”開設したばかりのBloggerブログではAdSense審査に通過することはできず、最低でも1ヶ月の運営期間が必要だ”と書かれた記事がありました。(数ヶ月とされている国もあるようなので、これが日本に当てはまるかどうかは不明です)
わたしのブログは開設から9年経っていましたが、リニューアルから1ヶ月と1週間で承認が下りたので、これもまた審査結果が届くまでに時間を要した理由の一つかもしれません。
国によっては、Bloggerでアドセンスが承認されるには数ヶ月の運営期間が必要なようです。
審査結果が遅いときに試したこと
アドセンスの審査結果が届くまでの時間には、数時間から数ヶ月までかなりの幅があります。わたしもこのブログの一番最初の申請は結果が来るまでに2週間近くかかりました。また、Bloggerの方には1ヶ月かかっています。審査結果が届くまで何かしないと不安だったので、以下の2つを試しました。
フィードバックを送る
アドセンスのページからフィードバックが送れます。本来は不具合の報告に使うものですが、あまりに審査期間が長い場合は送ってみてもいいかもしれません。
わたしは、アドセンス側、Blogger側の両方から計4回ほどフィードバックを送りましたが、残念ながら審査結果が早まることはありませんでした。
しかし、フィードバックを送ったらすぐに結果が来たという方もいるようなので、試してみる価値はあると思います。
問い合わせする
AdSense審査状況確認フォームというものがあります。審査待ちが1週間以上続いている人が、審査状況の問い合わせをできるフォームです。
今は使用されていないという話もありますが、このはてなブログの初回審査で審査待ちが続いていた際、このフォームから問い合わせをしたら、翌日に審査結果が届きました(不合格でしたが…)。他にも同じような方が経験をされた方がたくさんいらっしゃるようなので、不安で待っていられないという方は、ぜひ試してみてください。
アナリティクスを確認する
Bloggerの方の審査結果がなかなか来ず、待ちくたびれていた時に、以下の記事を発見しました。
アドセンスの結果が来るときには、GoogleAnalyticsのメニューから、集客→全てのトラフィック→チャネルで、ネットワークドメインを見ると、google.comが見つかるというもの。上記のサイトの方の推測では、このgoogle.comが審査担当者さんのもので、機械的な審査はクローラーと同じgooglebot.comでなされているのではないかということでした。
実際にわたしも確認してみたのですが、このブログ、Bloggerともに、審査結果が届いた日にはこのgoogle.comからのアクセスがありました。というわけで、かなり信憑性の高い話ではないかと思います。
逆に、短時間で不合格通知が届いているのにgoogle.comからのアクセスがない場合は、機械的な審査の段階で不承認になっているのかもしれません。
ただし、このgoogle.comからのアクセス、
- 直帰率:100%
- ページ/セッション:1
- 平均セッション時間:00:00:00
となっているんです。ということは、人の目による審査はほとんど行われていないということになりますね。(連続不合格が来ていた頃は見ていなかったので、詳細は分かりませんが…。)本当にアドセンスの審査については謎が深まるばかりです。
それにしても審査待ちの期間って本当に辛いですよね。 無事承認されたにも関わらず、未だにメールが来るとドキッとします。
まとめ
長くなりましたが、わたしが19回連続審査落ちを脱出できたきっかけは以下の通りです。
審査用ブログを作成したことにより、
- 審査期間が空き、インデックスの正規化が進んだ
- 機械的に落とされなくなった
- 追加審査になったことで、信頼度が上がった(審査が甘くなった)
また、4ヶ月の奮闘の中で、審査の経過について感じたことがあります。
まず第一に、Bloggerは審査が甘いという点に関して。これは事実かもしれません。
というのも、Bloggerでやっているダイエットブログの方は、この英語ブログに比べて、1記事当たりの文字数も少なく、かなり気楽に書いたものだからです。体験記とは言え、情報量としてはかなり薄いと思います。また、無料のテーマを使用し、あまりいじっていないので、ユーザビリティの高さで言えば、このブログが審査に落ち続けていた時の方がよほど高いはずです。
第二に、機械的な審査への対策が重要だということ。
合格通知が届く数日前にBloggerの方のサイトデザインを修正していたのですが、一部の記事で間違って設定してしており、体裁が崩れてしまった状態でした。上の”アナリティクスを確認する”のところでも書いたように、アドセンスの審査は機械的な審査がほとんどで、人間による審査は確認程度ということなのかもしれません。
最新のアドセンス対策として有名な”ひよこは旅をする”の吉田航基さんの記事にも、機械的な審査について、以下のように書かれてあります。
Googleは、SEO(検索順位)を決める時、200個くらいのアルゴリズムから決定されていると言われています(こちらはのんくらさんのGoogle AdSense マネタイズの教科書[完全版]の言葉です。)
重要なことは、SEOでここまでアルゴリズムを組んでチェックしているGoogleが、アドセンス審査を数個の原因だけで落としていると思いますか??
僕は、アドセンス審査は「記事を中心としたブログ全体」を同じく200個近くのアルゴリズムで評価づけしているのだと思っています。
やはり、人の目で見た時のブログデザインの美しさよりも、いかに機械的にNG判定されてしまいそうな項目を減らすかが重要なのだと思います。
何度も不承認のメールを受け取り、「もう何を書いたらいいのか分からない」「いっそブログをやめようか」「はてなブログを諦めてWordPressに移行しようか」という思いが何度もよぎりました。でも、諦めなくて本当に良かったです!
自分のブログを見つめ直すことでユーザビリティの向上に繋がりましたし、SEOについて考えるきっかけにもなったので、確実にサイトの質は上がったと思います。
アドセンス対策で下書きにした記事もリライトして復活させ、ようやく平常運転に戻りました。これからもよろしくお願いします!また、ダイエットブログの方も応援していただけら嬉しいです。
アドセンス審査に苦戦している皆さん、諦めなければ絶対受かります!頑張ってください!!
審査の結果待ちの時間が辛い…という方は、『Google AdSense マネタイズの教科書』を一読されることをお勧めします。たくさんの方に愛されるサイトにするために、アドセンスに承認される前から始めるべきことがたくさん載っているので、とても勉強になりますよ。
また、少しでもたくさんの方が審査通過できるよう、お力になれたらと思っています。何かご質問があれば、コメント欄かお問い合わせフォームから、お気軽にご連絡ください♪
お世話になった方々の合格体験記
最後に、Twitterを通してアドバイスをくださった方々の合格体験記をご紹介します。わたしも、審査通過に向けてたくさん参考にさせていただきました。ぜひ読んでみてください。
どれも本当に勉強になります!
また、この方の一連のTweetからも、かなり有益な情報をいただきました。
昨日お友達のエンジニアさんにGoogleアドセンスについての質問を
— 山田あると(alto) (@alto_y_xoxo) March 30, 2019
いくつか投げてみました。かなり初心者向けですので、「専門用語なんか分からんよ!」ってな感じで頭を抱えてる人はぜひご覧ください。#Googleアドセンス
Today's phrase
Never give up!