こんにちは。
突然ですが皆さん、辞書使っていますか?
スマホで検索すれば簡単に調べられる昨今、紙の辞書どころか電子辞書を使う人も減ってきているのではないかと思います。
かくいう私も、電子辞書とスマホの辞書アプリを併用しており、大人になって英語のやり直しを始めて以降、紙の辞書は使っていませんでした。
しかしある時、Twitterの英語学習者の方のアカウントで、ボキャブラリーの増強アイテムとしてコンパクトな英英辞典をおすすめされているのを見かけました。
私、英検1級では運よく語彙パート満点を取ることができたのですが、試験対策として単語帳やアプリをひたすら繰り返すという地道な方法でして、ある種の燃え尽き症候群というか、目標を見失った感じがあったのです。
英検1級取得後の語彙力の伸ばし方に悩んでいた私は、これは面白そうだと、今までちゃんと使ったことのなかった”英英辞典”に手を出してみることにしたのです。
最初の一冊、Longman Handy Learner's Dictionaryを手にして以来、見た目の可愛さにひかれて次々買い足ししてしまい、あっという間に5冊。すっかりミニ辞書沼にハマってしまいました。
しおり紐とブックバンドをつけて、ビニールのブックカバーも貼って、通読用辞書3兄弟になりました。こちらのActivatorにはアルファベットごとに目印が入っているので、インデックスはつけていません。
— Azusa 🇯🇵✈︎🇦🇺 英語学習7年目/シドニー1年目 (@chibitaro0612) 2021年5月2日
ミニ辞書にも沼があるなんて…。 pic.twitter.com/22f5VfrZAm
この3冊を使った語彙力増強が楽しい。どれも文庫本くらいのサイズで心理的負担がなく、これまで英英辞典に馴染みのなかった私でも通読に取り組めている。ミニサイズなので見た目も最高に可愛い💕 pic.twitter.com/AOrUgr9hi0
— Azusa 🇯🇵✈︎🇦🇺 英語学習7年目/シドニー1年目 (@chibitaro0612) 2021年6月5日
今日は、一つ上の語彙力を目指すのに強い味方となるポケットサイズの英英辞典24冊を、それぞれの特徴や違いとともにご紹介します。
- ページ数や製本の方法はバージョンによって異なる可能性があります。
- 発音記号の方式であるIPA(国際音声記号)には、表記が微妙に異なるバージョンがありますが、この記事では、IPAを元にしているものはIPAと記載しています。
- 収録語数の数え方は辞書の出版社や種類によって異なり、見出し語だけでなく派生語や定義の数を含む場合もあります。単純比較できない可能性が高いので、参考程度でお願いします。
- コンパクト版英英辞書(ミニ辞書)とは
- ミニ辞書の使い方
- [ミニ辞書リスト①] 最初の1冊に最適!
- Longman Handy Learner's Dictionary(英/米)
- Oxford Learner's Pocket Dictionary(英)
- Oxford Learners Pocket Dictionary of Business English(英)
- Merriam-webster's Pocket Dictionary(米)
- Oxford English Mini Dictionary(英)
- Collins Gem English Dictionary(英)
- Collins English Dictionary: Pocket Edition(英)
- Longman Pocket English Dictionary(英)
- [ミニ辞書リスト②] 言い換え能力を高める!
- [ミニ辞書リスト③] 表現力を上げる!
- [ミニ辞書リスト④] ミニ辞書沼にハマる!
- まとめ
コンパクト版英英辞書(ミニ辞書)とは
コンパクト版英英辞書は、Oxford, Longman, Merriam-webster, Collinsなどから発売されている携帯に便利な小型の英英辞典のことです。通常サイズの辞書と差別化するために、Mini, Pocket, Handy, gemといった名前が付けられています。
サイズに定義はなく、縦横比や厚みもさまざまですが、一般の書籍と同じ感覚で常にカバンに入れて持ち歩けるくらいの大きさになっています。
基本的に例文などは載っておらず、定義のみが簡潔に記されていますので、深く学びたいときではなく、常に持ち歩いてさくっと意味を調べたいというときに重宝する辞書です。
仕事はもちろん、外出先での読書やボキャブラリー増強の相棒としても活躍してくれますよ。
この記事では、比較検討される方のために、私が持っていない辞書に関しても、ネット販売のページに掲載されている情報やサンプルページを確認して記載しています。実際の使用感とは異なる場合がありますので、できるだけ購入前に実物の確認をお願いします。
サイズ比較
持ち歩く上でサイズ感の確認は必須。しかし、かなり大きな書店でないと置いておらず、すべての辞書を書店等で手に取って確認することは難しいんですよね…。
ということで、サイズ比較の図を作ってみました。(同じシリーズでも厚みが異なっていたり、サイトによって記載しているサイズが微妙に異なっていたりしますので、あくまで参考ということでお願いします。)
一般的な文庫や新書サイズの本と並べてみましたが、Mini, Pocket, Handyと名の付く辞書でも、大きさが全く異なることが分かります。
Pocket Oxfordシリーズに至っては、まったくポケットサイズではありません!
カバンの中に入れて常に持ち歩くということであれば、
- Merriam-webster's Pocket Dictionary
- Oxford Learner's Pocket Dictionaryシリーズ
- Longman Handy Learner's Dictionary / Longman Pocketシリーズ
あたりが使いやすいと思います。
ミニ辞書の使い方
辞書ですので、基本的には分からない単語を調べるのに使えばいいのですが、ボキャブラリー増強のためのツールとして活用するのであれば、ミニ辞書ならではのおすすめの使い方があります。
それは、頭から最後まで読む、ということです。つまり、単語帳のように使うのです。
通常の辞書であれば、通読するのは相当な根気が必要です。辞典というのはそもそも分からない単語を調べるためのものですから、英英辞典であれば、それを英語で読み解かなくてはなりません。辞書の定義は一般的に分かりやすくシンプルな英文で書かれているとはいえ、英語を読みなれている人でない限り、骨の折れる作業です。
しかし、ミニ辞書は文庫本や新書に近いサイズで作られています。そのコンパクトな見た目から、「頑張れば何とか読み通せそう」と思わせてくれるのです。
もちろん気楽に通読できるわけではありませんが、見た目の可愛らしさから英英辞典への心理的ハードルが下がりますよ。
ちなみに、英和と英英辞典の違いは、単語→単語の定義ではないということです。
例えばappleを英和辞典で調べると、”リンゴ”となりますよね。(他に、”リンゴの木”や”リンゴに似た果実”等の定義もありますが)
それを英英辞典で調べるとこうなります。
a round fruit with shiny red or green skin that is fairly hard and white inside
ーOxford Advanced Learner's Dictionary
こんな感じで、その単語の意味を説明してくれるのです。単語に対する理解も深まり、ついでに英語を読む訓練にもなるんです。基本的に簡潔に説明されているので、小説などに比べたらとても読みやすいですよ。
カスタマイズ
通読用として使えるミニ英英辞書ですが、本来読むための本ではないので、そのままでは読みにくいと感じるかもしれません。また、通常サイズの辞書のように、小口にインデックスがありません。さらに、私はカフェなどに持ち出して読むことを想定していたため、カバンの中でボロボロにならないための加工をしたいと思いました。
そこで、
- インデックスの貼り付け
- しおり紐の取り付け
- ブックバンドの取り付け
- 透明フィルムの貼り付け
を行い、こんなビジュアルになりました。
すべてが実用的かというとそうでもないのですが、”自分だけの辞書”という愛着がわいて、ますますいつも手元に置いておきたい辞書になりました。
インデックス
通読用であればインデックスはなくてもいいのですが、辞書としても使う可能性を考えると、目的の単語を素早く見つけるためにインデックスはやはりあった方が便利です。
辞書のコンパクトさに合わせて、インデックスシールもはみだしの少ない小型のものがおすすめです。また、カバンに放り込んだときの丈夫さを考慮すると、保護フィルムの付いたものなどが安心ですね。
私は、セリアの透明フィルムインデックスシールを使っています。
カバーからほとんどはみ出さず丈夫で、とっても優秀なんです。
そちらが見つからない場合は、これもありかなと思います。
しおり紐
通常のしおりを使うのもいいですが、昔の文庫本気分でしおり紐(スピン)をつけるのも楽しいです。私がおすすめするのは、無印のしおりシールです。シンプルな見た目と、安定の使い心地、リーズナブルな価格が魅力です。
無印良品が近くにある方は、ぜひチェックしてみてください
もう少し自分好みにカスタマイズしたいって方は、こんな可愛らしいしおりもおすすめです。
ブックバンド
カバンの中で辞書が開いてぐちゃぐちゃになってしまうのを防ぐためにおすすめしたいのがブックバンドです。本の裏表紙に取り付けられるタイプなら、読んでいる間もそのままつけていられるのでさらに便利です。
私はこちらを使っていますが、辞書に合わせてゴムの部分を切ってサイズ調整して使っています。
透明フィルム
辞書の製本タイプによっては、表紙がボロボロになりやすいものがあります。ネットでレビューを検索していると、表紙がちぎれてしまった方もいらっしゃいました。
そこで、弱そうな製本のものには本を補強するカバーフィルムを貼り付けています。
図書館の本などでよく目にするカバーですね。
ただし、カバーフィルムをぴっちり貼るのはなかなか難しく、時間が経つと部分的に浮いてきてしまいます。見た目のキレイさを損なう場合もありますので、ペーパーバックの辞書だけにした方がいいかもしれません。
しおり紐に加えて、カバンの中で広がってボロボロになるのを防ぐためのブックバンドと、引きやすくするためのインデックスを付けてカスタマイズ。でも飛び出しているインデックスは持ち歩きで絶対ボロボロになるし、そもそも通読しているのにインデックスが必要だったのだろうか😂 pic.twitter.com/dKo9VYwtKK
— Azusa 🇯🇵✈︎🇦🇺 英語学習7年目/シドニー1年目 (@chibitaro0612) 2021年4月9日
最初につけたインデックスは飛び出している部分が大きいし神なのですぐに破れる予感しかなかったので、セリアで見つけたフィルムタイプの小さいインデックスに替えました。ついでにMini dictionaryにも取り付け。表紙からほとんどはみ出さないサイズで優秀✨ pic.twitter.com/AyERnKkYCW
— Azusa 🇯🇵✈︎🇦🇺 英語学習7年目/シドニー1年目 (@chibitaro0612) 2021年4月17日
Oxford Mini Dictionary & Thesaurusの表紙がちぎれるのが心配なので、カバーフィルムを貼ってみました。図書館の本とかのアレです。初挑戦で空気が入ってしまったのと、うっかりハサミで本体を傷付けてしまったのは残念だけど、ボロボロになるのを恐れて使えないよりはマシ!安心して長く愛用します🤗 pic.twitter.com/0bKNIf8SGw
— Azusa 🇯🇵✈︎🇦🇺 英語学習7年目/シドニー1年目 (@chibitaro0612) 2021年4月21日
こうして出来上がったカスタマイズ辞書には、買った時よりも愛着がわいて、手に取るのが楽しみになりました。
通読には時間がかかるので、辞書自体への思い入れが結構大事なんですよね。
[ミニ辞書リスト①] 最初の1冊に最適!
さて、ここからは実際におすすめの小型英英辞書をご紹介します。
ここまで読んでミニ英英辞書に興味が湧いたけれど、何を選んだらいいか分からないという方はまず、このコーナーの辞書から選ぶことをお勧めします!
Longman Handy Learner's Dictionary(英/米)
まずご紹介するのは、最初の一冊にぴったりのバランスの良い辞書、Longman Handy Learner's Dictionaryです。Pearson Education が Longman のブランド名で発行している学習者向けの英英辞典の一つです。
28,000を超える単語やフレーズに対して、品詞と定義の他、発音記号も載っています。しかも発音記号は、日本の辞書等でよく使われているIPA(International Phonetic Alphabet)という形式なので、なじみやすいと思います。
また、学習者向けの英英辞典として、見出し語の定義は、基本2,000語で語義説明がなされています。学習者が素早く簡単に意味を調べられるようにと作られているので、とても分かりやすく、英英辞書初心者でもとっつきやすいと思います。
解説の中にある英単語が分からずさらに調べないといけないということになると、英英辞典を使うことが嫌になってしまいますもんね。
さらに嬉しいのは、イギリス英語版とアメリカ英語版の両方が発売されていること!英米で発音だけでなく綴りも異なる単語があるので、できれば自分がベースとしている方の辞書を使いたいですよね。
私はアメリカ英語をベースに勉強してきたので、アメリカ英語版を買いました。
さらに製本の形式が、Vinyl Boundというのも嬉しいポイント。ハードカバーほど固い素材ではありませんが、ビニールなので表紙が万が一濡れてしまっても大丈夫です。
すべすべの手触りが、手にしていてとても気持ち良いです。
表紙に日本語が書かれているものは、日本で出版されているバージョン。ただし外側の紙のカバーを外せば、海外で発売されているバージョンと同じだそう。ですので比較して安い方を選べば大丈夫です!
わたしはこの辞典を頭から順に読みつつ、知らない単語や知らない定義のあった単語に付箋を貼り付けしています。
少しずつ進めているLongman Handy Learner's Dictionaryの通読ですが、ようやくEに入り、全体の1/4まで来ました。未知の単語だけでなく、既知語にも知らない定義があったりぱっと意味が浮かばなければ付箋を貼っていたら、大変なことになってきました。そろそろ付箋代が本体の金額を超えそうです😂 pic.twitter.com/PXLhPiVZjb
— Azusa 🇯🇵✈︎🇦🇺 英語学習7年目/シドニー1年目 (@chibitaro0612) 2021年6月18日
付箋だらけで大変なことになっていますが、死ぬまでに全部覚えられたらいいかなくらいの気持ちで、気楽に読み進めています。
イギリス英語版
- 形式:Vinyl Bound
- 収録語数:28,000以上
- ページ数:563
- 発音記号:あり(IPA)
アメリカ英語版
- 形式:Vinyl Bound
- 収録語数:28,000以上
- ページ数:522
- 発音記号:あり(IPA)
Oxford Learner's Pocket Dictionary(英)
Longman Handy Learner's Dictionaryと人気を二分するのがOxford Learner's Pocket Dictionaryです。
Longman Handy Learner's Dictionaryを大きく上回る、38,000以上の単語やフレーズに対して、品詞と定義の他、発音記号(IPA)も載っています。学習者向けの辞書ですので、分かりやすい説明がなされています。
発音もスペルもイギリス英語がベースですが、アメリカ英語のスペルも併記しており、発音にもアメリカバージョンが少し補足されているようです。
特徴的なのは、Oxford 3000™ keywordsという、コーパスや専門家の意見などに基づいて厳選された重要語彙3,000語に「鍵」のアイコンが付いていること。基本単語ではなく、英語を学ぶ上で押さえておくべき重要語でのすので、思わぬ発見があるかもしれません。
Longman Handy Learner's Dictionary収録語彙数が情報量が多いにも関わらず、本体のサイズが小さいので、その分だけ文字も小さく読みにくいというレビューもありますが、ミニ英英辞書としての機能性はトップだと思います。
製本はペーパーバックなので、無造作にカバンの中に放り込んでおくと、表紙が結構ボロボロになってしまうかも…。綺麗なままで保ちたいという方は、カバーフィルムの貼り付けがおすすめです。
使い込んでくたくたになった辞書もカッコいいんですけどね。
- 形式:ペーパーバック
- 収録語数:38,000以上
- ページ数:528
- 発音記号:あり(IPA)
Oxford Learners Pocket Dictionary of Business English(英)
こちらはおまけで紹介するOxford Learner's Pocket Dictionaryのビジネス英語バージョンです。コーパスに基づいて選ばれた38,000語には、会計から人事まで幅広い領域のビジネス用語が取り上げられています。
もちろん、品詞と定義、発音記号(IPA)の他、句動詞やイディオムも載っています。こちらも学習者向けの辞書ですので説明が分かりやすく、お仕事で英語を使う際に、ポケットに忍ばせておく英英辞書にぴったりです。
- 形式:ペーパーバック
- 収録語数:38,000以上
- ページ数:544
- 発音記号:あり(IPA)
Merriam-webster's Pocket Dictionary(米)
続いてご紹介するのは、Merriam-webster's Pocket Dictionaryです。
Longman, Oxfordを超える40,000語を収録していながら、この記事でご紹介する辞書の中で一番小さいのが魅力的。
学習者向けの辞書ではないのですが、分かりやすく簡潔に定義が示されているので読みやすいです。
コンパクトなサイズにたくさんの単語を詰め込んでいるので、ちょっと簡潔すぎるくらいですね。
ただし、ネイティブ向けの辞書ですので、語義説明にハイレベルな単語も含まれます。英検1級取得後くらいの語彙力でないと、定義の中に出てきた単語をまたさらに調べて…とループ状態になり、疲れてしまうかもしれません。
また、発音記号は付いていますが、ウェブスター式などと呼ばれる特殊な形式です。慣れれば平気かと思いますが、馴染みのあるIPAの方がとっつきやすいのは事実。
製本もペーパーバックなので、ボロボロになるのが嫌な方はぜひカバーフィルムを。
学習者が使う辞書としては癖があるけれど、圧倒的にコンパクトな辞書ですので、手にしてみるのも面白いと思います。
実は私、オーストラリア移住後に調べた単語の記録になるような辞書が欲しいなぁと思い、最近この辞書を入手しました。調べた単語にマーカーを引いて、学習記録メモ代わりにしています。
自分でも何やってるんだろうって感じですが、🇦🇺に来て🇺🇸の辞書を書いました。移住してから調べた単語メモみたいなのを作りたいなぁと思っていて、
— Azusa 🇯🇵✈︎🇦🇺 英語学習7年目/シドニー1年目 (@chibitaro0612) 2022年2月22日
✅持ち歩けるくらいコンパクト
✅収録語彙が多い
✅発音記号が載っている
✅書き込みやボロボロになることを躊躇わない安さ
で選んだ結果です。 pic.twitter.com/SpE609TDDm
インデックスがない辞書なので、日本から持って来たセリアのインデックスシールを貼りました。さて、記念すべき人生初マーカーの単語は何になるのだろうか…😃 pic.twitter.com/s691E8LQHf
— Azusa 🇯🇵✈︎🇦🇺 英語学習7年目/シドニー1年目 (@chibitaro0612) 2022年2月22日
- 形式:ペーパーバック
- 収録語数:40,000以上
- ページ数:407
- 発音記号:あり(独自記号)
Oxford English Mini Dictionary(英)
こちちらは、Oxford English Miniシリーズの英英辞書、Oxford English Mini Dictionaryです。
オックスフォード独自のコーパスから選ばれた90,000以上の単語、フレーズ、定義を収録。最新の単語も含め、小型でありながら日常生活に必要な単語をカバーしています。
ネイティブ向けの辞書ですが、専門用語を使わずに簡潔に分かりやすく書かれているので、中級以上の方であれば挑戦できるレベルだと思います。
ただし、こちらも発音記号が載っていないのが残念なポイントですね。
- 形式:ペーパーバック
- 収録語数:不明(定義を含み90,000以上)
- ページ数:659
- 発音記号:一部のみ(独自形式)
Collins Gem English Dictionary(英)
続いては、Collins gemシリーズの英英辞書、Collins Gem English Dictionaryです。
85,000以上の単語、フレーズ、定義を収録し、Oxford English Miniシリーズと同様非常にコンパクトでありながら、日常生活に必要な英単語をしっかり収録。EメールやSNS、よりフォーマルなコミュニケーションにも役立つ、実用的なライティングガイドも付いています。
ネイティブ向けですが、定義は非常に簡潔で読みやすいです。
発音記号は一部のみ、しかも独自記号を使用していますが、難単語だけでも欲しいという方には嬉しいですね。
製本形式はフレキシバウンドというペーパーバックとハードカバーの中間のような素材で、さらさらの手触りと、黒字に赤のAがカッコいいです。
- 形式:フレキシバウンド
- 収録語数:不明(定義を含み85,000以上)
- ページ数:704
- 発音記号:一部のみ(独自記号)
Collins English Dictionary: Pocket Edition(英)
こちらは、Collins Pocketシリーズのgemより一回り大きな英英辞書、Collins Gem English Dictionaryです。
45億語ものCollinsコーパスから最新の情報を盛り込んだ85,000以上の単語、フレーズ、定義を収録、実用的なライティングガイドも備えている辞書ということで、gem版と同様の内容ですが、紙面が一回り大きくなっていることで、ゆったりとして読みやすいです。
大きいといっても、文庫本くらいのサイズなので、手のひらの収まりも良いですよ。
製本はこちらもフレキシバウンドです。
- 形式:フレキシバウンド
- 収録語数:不明(定義を含み85,000以上)
- ページ数:740
- 発音記号:一部のみ(独自記号)
Longman Pocket English Dictionary(英)
最初の1冊におすすめのミニ英英辞書最後の1冊は、Longman Pocket English Dictionaryです。名前にLernerとはついていませんが、中級の学習者向けの辞書です。
16,000以上の単語とフレーズを収録。Longman Handy Learner's Dictionaryと同じく基本2,000単語で定義され、もちろん発音記号(IPA)もついています。
収録語数が少ないのが難点ですが、その分他のコンパクトな辞書とは違い、例文やフレーズが多く載っています。また、収録語数を抑えて紙面に余裕があるため、レイアウト的な読みやすさもあります。
辞書として使おうとすると物足りなさを感じる収録語数だと思いますが、通読するということを考えると、無理なく挑戦できるラインなのではないでしょうか。
読み通したという満足感を早く得られるというのも嬉しいですよね。
一般的に英検1級に必要な語彙力は10,000〜15,000語レベルと言われています。この辞書は16,000ですからほぼ同等ですね。(ただし、単語の選定基準が異なるので、英検1級の単語帳に含まれていても、こちらには掲載させていない単語もあります)
英検1級を目指す方が語彙力増強のために通読するのはもちろん、1級取得後に抜けている単語を確認したり、定義や使い方の曖昧だった単語を覚えなおすのにも良いかもしれません。
- 形式:ハードカバー
- 収録語数:16,000以上
- ページ数:656
- 発音記号:あり(IPA)
[ミニ辞書リスト②] 言い換え能力を高める!
ここでご紹介するのは、Thesaurus(類語)辞典です。
英作文などのアウトプットの場で評価アップにつながる要素の一つは、言い換え能力です。英語では、同じ単語を何度も使うことはあまりよくないとされています。そこで、近い意味の単語やフレーズのバリエーションを頭に入れておくと、表現の幅が広がります。さらに、逆の意味を持つ単語も一緒に頭に入れておけば、とっさに使える表現が増えていくんです。
とはいえ、すでに覚えた単語を自分の頭の中でグルーピングして整理しなおすのは難しいですよね。そこで活躍するのが類語辞典なんです。
類義語をまとめて確認すると、既知の単語も未知の単語もカテゴリー分けして一緒に覚えられるので、語彙力増強の助けにもなってくれますよ。
Oxford Mini Dictionary & Thesaurus(英)
このOxford Mini Dictionary & Thesaurusなら、通常の辞書と類義語辞典が一体になっているので、一冊で完結してしまうんです!しかも安い!!
Oxford独自のコーパスに基づき、40,000以上の単語やフレーズに対して定義が、そのうちの一部の単語には65,000の同義語・対義語が掲載されています。
ネイティブ向けではありますが、定義は専門用語を避け、簡潔に分かりやすく記されているので、中級者以上であれば割と読みやすいと思います。(ただし、学習者にはハイレベルな単語も使われています)
類語のレベルは高いので、知らない単語もかなり出てきます。気になったらこの本でそのまま調べられるというのも、Dictionary & Thesaurus一体型の便利なところですね。
付録のページには、文法用語、混同したりスペルミスしたりしやすい単語集、イギリスとアメリカで異なる単語集、動物の集合体・住処・雌雄・子どもなどを表す単語集が掲載されているので、これもまた語彙力アップに役立ちますよ。
ただし、ネイティブ向けの携帯用辞書ということもあり、発音記号が載っていないのが残念なところです。
製本はフレキシバウンドというペーパーバックとハードカバーの中間のような素材です。つるつるの手触りと、固めの表紙で、手のひらの中のおさまりが非常に良いです。
また、Oxford Mini Dictionaryシリーズは、この記事でご紹介しているミニ英英辞書の中で縦横のサイズが一番小さいのですが、厚みがかなりあります。コンパクトだけどスリムではないという、コロンとした形状。しかし、見た目に反してとっても軽いんです。
その分だけ紙の素材がぺらぺらで、丁寧に扱わないとボロボロになってしまう不安は拭えません。
私は類義語・対義語のみ頭からチェックしていくという使い方をしていますが、背表紙からページごと外れてきてしまったところがあり、両面テープで修復しています。
- 形式:フレキシバウンド
- 収録語数:不明(定義を含め40,000以上、同義語・対義語65,000以上)
- ページ数:772
- 発音記号:なし
Oxford Mini Thesaurus(英)
こちらはOxford English Miniシリーズの類語辞典、Oxford Mini Thesaurusです。
コンパクトながら120,000もの同義語・対義語が掲載されています。同義語は見出し語と意味の近い順番に並んでおり、最初の単語は太字になっているという親切なつくり。
さっと取り出して、ぱっと同義語を調べるための工夫がなされています。
- 形式:ペーパーバック/フレキシバウンド
- 収録語数:120,000以上(同義語・対義語)
- ページ数:576(ペーパーバック)/568(フレキシバウンド)
- 発音記号:なし
Collins Gem English Dictionary & Thesaurus(英)
続いては、Collins gemシリーズの便利なオールインワン辞書、Collins Gem English Dictionary & Thesaurusです。
非常にコンパクトなサイズに、通常の英英辞書と類語辞典が一冊にまとまっており、単語の定義と類義語に素早くアクセスできます。
句読点や綴りのルールに関する資料付きです。
Oxford Mini Dictionary & Thesaurusとの違いは、英英と類語が分かれていること。ページの上部に英英、下部に類語という作りです。ただし、一つの単語が複数のページにまたがることはなく、同じページに掲載されているので、慣れれば見やすいと思います。
サイズや製本形式も似ているものの、Oxfordはつるつる、Collinsはさらさらという触り心地の違いがあるので、素材で選んでみてもいいかもしれません。
- 形式:フレキシバウンド
- 収録語数:不明
- ページ数:704
- 発音記号:なし
Collins English Dictionary and Thesaurus: Pocket Edition(英)
こちらはgemより一回り大きいCollins English Dictionary and Thesaurus: Pocket Editionです。
英英辞典と同様に、gemとPocketの収録内容は同じようですが、紙面の大きさの分読みやすいです。
サイズ感と読みやすさのバランスの点で、一番扱いやすいオールインワンミニ辞書だと思います。
- 形式:フレキシバウンド
- 収録語数:不明
- ページ数:700
- 発音記号:なし
Collins Gem English Thesaurus(英)
続いては、Collinsの類語辞典、Collins Gem English Thesaurusです。
家庭、学校、オフィスでの日常使用に理想的なコンパクトさと収録語数を兼ね備えており、手紙やSNSなど、伝統的なコミュニケーションと現代的なコミュニケーションの両方のガイド付きです。
さらさらの素材の赤い表紙がカッコいいです。
- 形式:フレキシバウンド
- 収録語数:128,000以上(同義語・対義語)
- ページ数:704
- 発音記号:なし
Collins English Thesaurus: Pocket Edition(英)
こちらは一回り大きい類語辞典、Collins English Thesaurus: Pocket Editionです。
コンパクトさと読みやすさのバランスが抜群で、片手に収まる使い勝手の良いサイズの類語辞典として、通読・閲覧どちらの目的でも重宝すると思います。
- 形式:フレキシバウンド
- 収録語数:128,000以上(同義語・対義語)
- ページ数:740
- 発音記号:なし
Oxford Learner's Pocket Thesaurus(英)
このコーナー最後はOxfordの学習者向けの類語辞典です。5,000以上の見出し語に対して、25,000以上の同義語・対義語が載っています。
同義語や対義語として類義語辞典に載っていると言っても、必ずしも入れ替えて使えるとは限りません。このOxford Learner's Pocket Thesaurusは、学習者がその違いを理解し、文脈に合う単語を選べるよう、豊富な解説がついています。
また、イギリス/アメリカ、フォーマル/インフォーマル等の表示、同義語の比較、コロケーション、正しい使い方と間違った使い方の例といった情報もあり、学習者が自信をもって言い換え表現を選べるような工夫がなされています。
未知の単語の意味を調べるものではなく、既知語の類語を調べるためのものなので、発音記号は載っていませんが、独学を中心にして英語力を高めていきたい学習者の強い味方になるThesaurusですね。
掲載語数が少ないので、上級者の方には物足りないかと思いますが、通読用にするのであれば選択肢の一つになるのではないでしょうか?
- 形式:ペーパーバック
- 収録語数:5,000(類義語25,000以上)
- ページ数:512
- 発音記号:なし
[ミニ辞書リスト③] 表現力を上げる!
ここではさらに、英語の表現力をアップするのに強い味方となる、一風変わった辞書をご紹介します。このコーナーの辞書こそまさに、読むための辞書としてぴったりです。
Longman Pocket Activator(英)
Longman Pocket Activatorは、Longman Language Activatorのポケット版で、学習者が適切に使える語彙を増やすための情報が詰まっています。
ひとつ前の章で類語辞典をご紹介しましたが、似た意味を持っている単語やフレーズでも、入れ替え可能とは限らないんですよね。そんな中、Longman Pocket Activatorは似た意味の単語やフレーズをグループ化しそれぞれの定義やその違い、使用例の解説が掲載されています。
文脈の中で自然な単語を選ぶのって、中級~上級者でもなかなか難しいんですよね…。
掲載されている例文は日常的なシチュエーションに即しているので、すぐにでも使える表現が盛りだくさんです。
小型辞書には珍しく、Longman Pocketシリーズの製本はハードカバーなので、丈夫なのが嬉しいポイント。ブックバンドをかけておけば、カバンの中に入れて常に持ち歩いても、傷みが気にならないと思います。
- 形式:ハードカバー
- 収録語数:不明
- ページ数:640
Longman Pocket Phrasal Verbs Dictionary(英)
Longman Pocketシリーズの句動詞辞書が、Longman Pocket Phrasal Verbs Dictionaryです。3,000を超える句動詞に、明確で分かりやすい定義がついています。
句動詞は簡単な単語の組み合わせだけれど、紛らわしくて覚えにくいんですよね。でも、ネイティブは日常会話で結構使うんです。
例文も実生活に即しているので、どんどん使って身に着けたいですね。
ちなみにこちらもハードカバーです。
- 形式:ハードカバー
- 収録語数:3,000以上
- ページ数:448
Longman Pocket Idioms Dictionary(英)
ついつい全部揃えてしまいたくなる可愛さのLongman Pocketシリーズ最後は、Longman Pocket Idioms Dictionaryです。
3,000以上の一般的なイディオムが学べる辞書で、使用される頻度の高いイディオムや、分かりにくいフレーズなど、幅広く網羅しています。
学習者向けの辞書なので、もちろん定義は分かりやすく簡潔。日常生活に即した例文、似たイディオムを分かりやすく整理したコーナー、丈夫なハードカバーなど、読む辞書としてぴったりだと思います。
- 形式:ハードカバー
- 収録語数:3,000以上
- ページ数:320
Oxford Learner's Pocket Word Skills(英)
ここからはOxford Learner's Pocketシリーズです。これらはカテゴリー的に辞書というより教材なのですが、Oxford Learner's Pocket Dictionaryと同じサイズで、上でご紹介したLongmanのシリーズと比較検討の対象になるのではないかと思い、ラインナップに加えました。
最初にご紹介するのは、3,500以上の単語、フレーズ、表現を文脈の中で学べるOxford Learner's Pocket Word Skillsです。日常的な話題から、社会ニュース、テクノロジー、環境を含む180のトピックの英文の中にこれらの語彙がちりばめられており、語句の定義も掲載されています。
Z会の速読速聴・英単語シリーズや、テーマ別英単語 ACADEMICシリーズの好きな私にとって、いつか手に入れたいミニ英英辞典です。
ケンブリッジ英検やIELTSを受ける方のために、エッセイライティングやスピーキングに関するセクションもあります。アメリカ英語とイギリス英語の違いの解説も。
語彙レベルはCEFRのB1-C2、特にB2&C1レベル中心となっていますので、日本の実用英語技能検定(英検)1級を目指す方にも良さそうです。
日本の教材でおなじみの暗記用赤いシート付です。
掲載語彙はこちらで確認できます。
- 形式:ペーパーバック
- 収録語数:3,500以上
- ページ数:380
Oxford Learner's Pocket Phrasal Verbs and Idioms(英)
Oxford Learner's Pocket Word Skillsと同様、文脈から句動詞やイディオムを学べるのが、Oxford Learner's Pocket Phrasal Verbs and Idiomsです。
スポーツ、勉強、ビジネス、社会的イベント、ホームテクノロジーなどのトピックに関する英文に、1,500以上の句動詞・イディオムが使用されており、文脈から自然に学べるようになっています。
語句の定義以外にも、同義語、対義語、派生語等も掲載。B1〜C2レベル、特にC1〜C2レベルに対応した句動詞やイディオムが載っているので、ケンブリッジ英検やIELTS対策の他、英検1級取得後にもぴったりですね。
掲載語句リストはこちらで確認できます。
- 形式:ペーパーバック
- 収録語数:3,500以上
- ページ数:288
[ミニ辞書リスト④] ミニ辞書沼にハマる!
Australlian Mini Oxford Dictionary(豪)
さて最後は、もっといろんなポケット辞典をコレクションしたい!というミニ辞書沼にハマった方向けのおすすめ辞書です。
最初にご紹介するのは、Australlian Mini Oxford Dictionaryです。
私、2021年の年末にオーストラリアに移住しまして、記念に手に入れておきたいと買った1冊です。
あった!オーストラリアに来たら欲しかったミニ辞書💕💕 pic.twitter.com/G19UPQm0cT
— Azusa 🇯🇵✈︎🇦🇺 英語学習7年目/シドニー1年目 (@chibitaro0612) 2022年1月23日
オーストラリア国立大学にあるAustralian National Dictionary CentreとOxford Dictionaryの豊富なデータベースを元に、最新の英単語も収録したこの辞書には、22,000以上の見出し語に対して、45,000もの定義が簡潔に、分かりやすくまとめられています。
Australian National Dictionary Centreは毎年Word of the Yearも発表していますね。
他のOxford Mini Dictionaryシリーズ同様、発音記号は載っておらず、ネイティブの大人向けの辞書なので、定義で使用される語彙レベルは高めです。しかし、定義は分かりやすい英語で書かれているので、読みづらいということはないと思います。
ついでにこの辞書、なんと製本形式はVinyl Boundなんです!しかも青を基調としたスッキリしたデザインが良い!!
オーストラリア英語のミニ辞書としては、ペーパーバックのMacquarie Little Dictionaryもあるのですが、日本では入手が難しそうです。
オーストラリアに住んでいる方や、留学・ワーホリの予定のある方は、このAustrallian Mini Oxford Dictionaryを記念に買ってみるのはいかがでしょう?
- 形式:Vinyl Bound
- 収録語数:22,000以上
- ページ数:656
- 発音記号:なし
Pocket Oxford English Dictionary(英/米)
さて、ここからはポケットサイズと呼ぶには大きいPocket Oxfordシリーズのご紹介です。コートのポケットでも入れるのは難しそうですが、大きめのカバンであれば持ち運びできるサイズ、情報量はミニ英英辞書よりはるかに上、という点で、ミニ辞書では物足りないという方にはぴったりだと思います。
最初にご紹介するPocket Oxford English Dictionaryです。オックスフォード独自の最新のコーパスから選ばれた120,000以上の単語、フレーズ、定義を収録しており、日常生活で必要となる単語を網羅しています。
Oxford English Mini Dictionaryが90,000ですから、1.3倍以上の収録語数ですね。
単純に収録語数が多いだけでなく、難しい単語には発音記号(IPAではない独自方式)が載っているのが、このPocket Oxfordシリーズのありがたいところ。用例が載っている単語もあります。
イギリス英語版はハードカバー、アメリカ英語版はペーパーバックです。
イギリス英語版
- 形式:ハードカバー
- 収録語数:不明(定義を含み120,000以上)
- ページ数:1086
- 発音記号:一部あり(独自形式)
アメリカ英語版
- 形式:ペーパーバック
- 収録語数:不明(定義を含み140,000以上)
- ページ数:978
- 発音記号:一部あり(独自形式)
Pocket Oxford Thesaurus(英/米)
Pocket Oxfordシリーズの類語辞典、Pocket Oxford Thesaurusは、仕事や学校、趣味で文章を書く人に向けて作られており、最新の必須単語を網羅しています。
昆虫、果物、飲み物などの名詞のリスト、混同しがちな単語の区別、関連単語を探すためのWord Link機能などがあり、Oxford Mini Thesaurusよりもさらに力強く英文ライティングの強い味方になってくれるはずです。
こちらもイギリス英語版はハードカバー、アメリカ英語版はペーパーバックです。
イギリス英語版
- 形式:ハードカバー
- 収録語数:不明(類義語・対義語230,000以上)
- ページ数:928
- 発音記号:なし
アメリカ英語版
- 形式:ペーパーバック
- 収録語数:15,000以上(類義語・対義語350,000以上)
- ページ数:942
- 発音記号:なし
Pocket Oxford Dictionary & Thesaurus(英/米)
最後にご紹介するのは通常の辞書と類語辞典が一緒になったオールインワンポケット辞書、Pocket Oxford Dictionary & Thesaurusです。
90,000以上の単語、フレーズ、定義、115,000の同義語と反意語を収録しており、日常生活に必要な単語をカバー。必要な情報に素早くアクセスできるようなレイアウトになっています。
一部の単語には発音記号(IPAではない独自方式)がついているのも便利ですね。
他のPocket Oxfordシリーズと同様、イギリス英語版はハードカバー、アメリカ英語版はペーパーバックです。
イギリス英語版
- 形式:ハードカバー
- 収録語数:90,000以上(類義語・対義語115,000以上)
- ページ数:864
- 発音記号:一部のみ(独自形式)
アメリカ英語版
- 形式:ペーパーバック
- 収録語数:90,000以上(類義語・対義語115,000以上)
- ページ数:893
- 発音記号:一部のみ(独自形式)
まとめ
この記事では各社から発売されているMini, Pocket, Handy辞書24冊をご紹介しました。
これらの中で現在私が実際に持っているのは以下の5冊です。
- Longman Handy Learner's Dictionary(通読&未知語・未知定義確認用)
- Oxford Mini Dictionary & Thesaurus(類義語のみ通読用)
- Longman Pocket Activator(通読用)
- Merriam-webster's Pocket Dictionary(単語検索記録用)
- Australlian Mini Oxford Dictionary(使用法考え中)
それぞれ目的によって使い分けていますが、場所を取らず、並べたものを見ているだけで楽しいです。
また、情報量に対して安いのもの魅力的。こうして改めていろんなミニ英英辞書を調べていたら、他にも色々欲しくなってきてしまいました。
ついつい買いたくなってしまう可愛らしさなんですよね。
とはいえ、コンパクトさと情報量、調べやすさ、総合的なコスパで言えば、やっぱり電子辞書が一番。
だからこそ、ミニ英英辞書は通読用や記録用など、電子辞書とは目的を分けて使うことをお勧めします。英語の語彙力や表現力アップの力強い味方になってくれるはずです。
一緒にミニ英英辞書沼にハマってみませんか?
Today's proverb
Throw a sprat to catch a mackerel. : 海老で鯛を釣る