英検ライティング・スピーキング対策にも!英語でSDGSを学んで世界的な課題と解決法を学ぼう。

こんにちは。

最近話題のSDGs。メディアだけでなく街中でもポスターなどを見掛けるとこが多々ありますよね。「世界を良くするための活動のようだけれど、具体的にはよく分からない」という方も多いのではないでしょうか?

私も最近までそうでした…。

そろそろ知らないとまずいかなぁと思っていた頃、たまたまテレビでSDGsについて一部解説している番組を見かけ、「これは学ばねば!」と思い立ったのです。何しろ、今私たちが知っておくべき世界が抱える問題が詰まっているんです。ということは、英検などの英語試験で社会問題について論ずる時にも知っておくべき情報が詰まっているはず!

それならいっそのこと英語で学べば一石二鳥ということで、平易な英文で解説された2冊を読んでみました。

そこで今日は、英検対策にも使える英語のSDGs教材『やさしい英語でSDGs!』と『TAGAKI Advanced 3 SDGs』をご紹介します。

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SDGsとは

具体的な教材のご紹介に入る前に、まずはSDGsとは何なのかについて触れておきたいと思います。

外務省制作のパンフレットには、以下のように記載されています。

SDGs (Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、「誰一人取り残さない(leave no one behind)」持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標です。2015年の国連サミットにおいて全ての加盟国が合意した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の中で掲げられました。2030年を達成年限とし、17のゴールと169のターゲットから構成されています。

パンフレット:持続可能な開発目標(SDGs)と日本の取組(外務省)より

SDGsの前身は、2000年の国連サミットで策定されたMDGs(ミレニアム開発目標)。2015年を達成期限として、以下の8つをゴールに掲げていました。

目標1:極度の貧困と飢餓の撲滅
目標2:初等教育の完全普及の達成
目標3:ジェンダー平等推進と女性の地位向上
目標4:乳幼児死亡率の削減
目標5:妊産婦の健康の改善
目標6:HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病の蔓延の防止
目標7:環境の持続可能性確保
目標8:開発のためのグローバルなパートナーシップの推進
外務省ホームページより

しかし、先進国主導で決められたこれらの目標には、発展途上国からの反発や疑問の声があり、先進国と発展途上国が一丸となって取り組む新たな目標として、SDGsが定められたそうです。

2015年に採択されたにも関わらず、日本で話題になるまでにかなり時間がかかった印象ですよね。

SDGsの知識は英検に活かせる?

では、2015年に採択されたSDGsの具体的な目標には何があるのでしょうか?

MDGsでは8つだったゴールが17に増え、より細かく指定されています。

目標1 [貧困]
あらゆる場所あらゆる形態の貧困を終わらせる
目標2 [飢餓]
飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養の改善を実現し、持続可能な農業を促進する
目標3 [保健]
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
目標4 [教育]
すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する
目標5 [ジェンダー]
ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワーメントを行う
目標6 [ 水・衛生 ]
すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
目標7 [エネルギー]
すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的なエネルギーへの アクセスを確保する
目標8 [経済成長と雇用]
包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
目標9 [インフラ、産業化、イノベーション]
強靭(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
目標10 [不平等]
国内及び各国家間の不平等を是正する
目標11 [持続可能な都市]
包摂的で安全かつ強靭(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
目標12 [持続可能な消費と生産]
持続可能な消費生産形態を確保する
目標13 [気候変動]
気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
目標14 [海洋資源]
持続可能な開発のために、海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
目標15 [陸上資源]
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処ならびに土地の劣化の阻止・ 回復及び生物多様性の損失を阻止する
目標16 [平和]
持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
目標17 [実施手段]
持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

パンフレット:持続可能な開発目標(SDGs)と日本の取組(外務省)より

そして、英検®︎の公式サイトでは、英検1級/準1級の主な題材として、以下が挙げられています。

社会生活一般、芸術、文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネス、政治など

そしてライティングやスピーキングのトピックも、主にこれらのジャンルから出題されています。

これらを見比べてみると、SDGsに定められている17の目標は、芸術、文化、歴史を除く、社会生活一般、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネス、政治に深く関わっているんです。

つまり、SDGs学ぶことが、英検で説得力のあるエッセイやスピーチを展開するための背景知識を手に入れることに繋がるのです!

ランダムに学ぶのではなく、世界の最重要課題をまとめて押さえておける安心感もありますよ。

英語でSDGsを学べるおすすめ教材

それではここで、英語でSDGsを学べるおすすめ教材を2冊ご紹介します。

どちらも日本で出版されているものなので入手しやすく、思い立ったらすぐに使えます。しかも学生でも抵抗感なく学べるように、やさしいレベルの英語で書かれていますので、試験勉強の負担になることもありません音声も聞けるので、内容だけでなく表現も一緒に覚えてしまいましょう!

それぞれに特徴があるので、気に入った方を使うというのも良いかと思いますが、個人的には両方買って1ゴールずつ同時に進めていくのがおすすめです!!

知識も深まりますし、視野も広がりますよ。

やさしい英語でSDGs!:地球の課題(Global issues)を英語で学び、未来を語ろう!

こちらはグラフや写真などの視覚データが多く、ビジュアルとともに学べる一冊。日本語訳がついているので、どんなレベルの方でも取り組みやすいと思います。

それぞれの目標に対し、特定のトピックのみ問題と解決の糸口が取り上げられているので、狭く深く学ぶことができます。図表が多いので印象に残りやすいというのもメリットです。

Kindle版があるので、今からすぐにでも始められるのが嬉しいですね。

それぞれの目標に対し、記事と会話の2本の英文がついています。キーワードや理解度を確認するための問題、ディスカッション用のトピックなどもあるので、しっかり理解を深め、自分なりの意見を持つことができますよ。

難点は、音声がQRコードアクセスのみなこと。

音声の使い勝手はちょっと残念ですが、パソコンを使わない方には気楽に聞けて便利かもしれません。

TAGAKI Advanced 3 SDGs:Problems & Solutions

こちらはそれぞれの目標に対して、課題と解決策が幅広く取り上げられた一冊。網羅性の高さが魅力ですね。

日本語訳はありませんが、イラストで解説されているので分かりやすく、記憶にも定着しやすいと思います。

それぞれの目標に対して、マンガと箇条書きで情報が整理されています。さらに、自分の意見を述べるための簡単なサンプルエッセイ付きです。さらに、理解度を確認するQ&Aの他、自分でエッセイを書いてみるページもあります。そのまま英検に使える形式ではありませんが、自分の意見を発信する良いエクササイズになりますよ。

音声はQRコードでのアクセスに加え、以下のサイトからダウンロードも可能です。

出先で気軽に聞くにも、家で繰り返し聞くのにも使いやすいのが嬉しいですね。

TAGAKI® Advanced 3 SDGs / デジタル教材

SDGsをより深く学べるサイト

上記の2冊を使えば、SDGsとは何か、どんな問題があるのか、目標を達成するために何をしたらいいのか、などを一通り学ぶことができますが、具体的なアクションや進捗などを、より詳しく知りたい部分も出てくると思います。

そんな時に便利なサイトをご紹介します。

国連および補助機関のサイト

SDGsを定めたのは国連ですので、まずは本家のサイトから。映像資料や学習素材などが公開されています。

www.unic.or.jp

www.jp.undp.org

外務省のサイト

こちらは外務省のサイトです。日本政府の取組みを知りたい場合は、ここでどうぞ。

www.mofa.go.jp

日本ユニセフ協会のサイト

こちらは日本ユニセフ協会のサイトです。マララ・ユスフザイさんや、エマ・ワトソンさんからのメッセージ動画も公開されていています。

www.unicef.or.jp

説得力のある主張ができるようになるために

SDGsに関する知識を手に入れたら、今度は発信力を磨いていきましょう。

特に試験などでエッセイを書いたりスピーチをしたりする場合は、客観性と同時に論理性も求められます。つまり、学んだ知識を根拠として、自分の意見を分かりやすく伝える技術が必要なんです。

これが結構難しいんですよね…。

ロジカルな英文を紡ぎ出すためには、まずロジカルに考えるトレーニングをしましょう。ということで私がおすすめしているのは、『英語でロジカル・シンキング』です。簡単なトピックを元に、論理的な英文とは何か、論理的にものを考えるとはどういうことかを分かりやすく学び、身に付けることができますよ。

英語でロジカル・シンキング

英語でロジカル・シンキング

 

www.inspire-english.net

英検1級のライティング・スピーキング対策法

英検1級を目指してこの記事を読んでくださった方向けに、私が英検1級のライティングとスピーキングで行った具体的な対策記事をご紹介します。ぜひチェックしてみてください!

www.inspire-english.net

www.inspire-english.net

まとめ

各メディアが一斉に取り上げていることで、”知っていて当たり前”になりつつあるSDGs。人として何ができるのかを考えるきっかけとしてはもちろん、英語を学び、世界中の人とコミュニケーションをしたり、英語で発信したりする機会があるのであれば、知っておいた方が良いことばかりだと思います。

私が英検を受験した際には、自分の知識と問題意識の足りなさを痛感し、様々な教材を使って情報収集しました。もしもその頃にこの2冊があれば、話の幅がぐっと広がったのではないかと感じています。

私が学習アドバイザーを担当しているInspire Englishの英検®対策コースの生徒さんにも、背景知識の足りなさに悩む方が多いです。

英語で無理なくSDGsを学べるこの2冊を活用して、知識を吸収し、英語での発信力を磨いていきましょう!

Today's proverb

Nothing comes of nothing.:蒔かぬ種は生えぬ