こんにちは。
エディ・レッドメイン、ジュード・ロウ、ジョニー・デップの豪華競演で話題の映画、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。先日、エディ・レッドメインとジュード・ロウが、2018年12月6日のNHKの語学番組『世界へ発信!SNS英語術』でインタビューを受けていました。
その中でエディの英語学習者に向けたコメントがとても印象的だったのでご紹介しします。
世界へ発信!SNS英語術とは
『世界へ発信!SNS英語術』は2018年から始まったNHK Eテレの新しい語学番組で、2009年から2017年まで続いた『ニュースで英会話』の後継となる番組です。SNSで話題の最新ニュースやトレンド情報、季節のイベントなどを英語で学べます。
個人的には『ニュースで英会話』の落ち着いた雰囲気と、英語でニュースを読み・聞きするための入門としての位置付けが気に入っていたので、この番組改編は改悪だと思っていたのですが、こちらの番組もネイティブの友人や英会話でのネタとして役に立つので、毎週欠かさずチェックしています。
番組前半は話題のハッシュタグや英語でのSNSの投稿を学び、後半はハリウッド俳優や監督たちへのインタビューで構成されています。
SNSを通して世界で話題となっているトピックや、海外の文化を知ることができるので楽しいです♪
エディ・レッドメインとは
1982年生まれのイギリス人俳優で、舞台でもトニー賞、映画でもアカデミー賞主演男優賞を取った実力派です。スティーブン・ホーキングを演じた『博士と彼女のセオリー』、世界で初めて性適合手術を受けた人物を演じた『リリーのすべて』など、日本でも話題になりましたよね。
そんな彼が主演する『ファンタスティック・ビースト』シリーズは、あの『ハリー・ポッター』シリーズのスピンオフ作品です。
エディ・レッドメインから英語学習者へのメッセージ
インタビュー前半は、作品のことや、一緒にインタビューを受けているジュード・ロウとの関係など『ファンタスティック・ビースト』好きの方向けの内容でした。
私が心に残ったのは後半です。「英語学習者に何かアドバイスをいただけますか?」という質問に対して、彼はこのように答えています。
自分の外国語を学んだ経験からですが、肝心なのは自信を持つこと。間違えたら…ではなくて。もし間違えたとしても、どうってことないですよ。
肝心なのは、自信を持って、やり続けること。不思議なもので、これは演技も同じです。時に、間違えて恥をかいたら?と心配するあまり、良い演技ができなくなります。
番組公式ホームページより引用
語学はまず自信を持つことが大事というのは、色んな方が語っていますよね。これに続いてジュード・ロウも、自信を持つことの大切さを、自身の両親を例に挙げて話していました。演技も同じという意見にも、俳優の端くれとして深く賛同します。自身の経験からの意見ですし、名実ともにトップ俳優である彼の言葉ですから、改めて心に響きます。
しかしそれ以上に私が心に残ったのはこの部分です。
but like the second you try to make an effort to speak someone's language ... so the person you're speaking to it's a wonderful thing, it's an act of generosity.
相手の言葉を話そうと努力することは、すばらしいこと。寛容さの表れです。
語学を学習することの素晴らしさを、寛容さと表現したことに感銘を受けました。エディの人柄の良さが溢れた言葉ですよね。
我々は普段、「英語くらいできて当然」「英語ができなくては出世できない」「英語は必須」など英語を勉強しなくてはならないというプレッシャーに晒されています。趣味で英会話を始めたわたしも、うっかりその流れに呑まれてしまいそうになります。
英語が世界の共通語となっている以上、それは致し方ないことではありますが、そもそも他の言語を習得するということは、相手を理解しようとするための第一歩。そこには義務ではなくて、愛があるはずなんですよね。
そう思うと、フレッシュな気持ちで英語と向かい合うことができそうです。
日本語を学習する外国人の方たちにも、改めて敬意をこめて接したいと思います。
完璧すぎる男、ヒュー・ジャックマンの同番組によるインタビューに関する記事はこちら。
Today's proverb
Love begets love. 愛は愛を生む